元メガバンク支店長が説く「お金の基本ルール」 お金に悩まなく済む方法とはいったい何か?

東洋経済オンライン / 2020年5月26日 7時45分

何が起きるかわからない今だからこそ、知っておくべき「お金が増える基本」をお伝えします(写真:metamorworks/PIXTA)

メガバンクに25年間勤め、支店長の経験もある菅井敏之氏。現在は、不動産賃貸オーナーとして、10棟70室のアパート経営で年間6000万円の不動産収入を得ている。銀行員時代を含めて約3万人もの人の「お金の相談」を受けてきた菅井氏が、生涯お金に悩まなくて済む方法を、著書『一生お金に困らない! 新・お金が貯まるのは、どっち!?』にまとめた。何が起きるかわからない今だからこそ、知っておくべき「お金が増える基本」を菅井が明かす。

■生涯賃金のやりくりでは限界がある

新型コロナウイルスの発生、地球温暖化による自然災害の多発など、これまで経験したことのない時代に私たちは生きています。そんな、何が起きるかわからない今を生きぬいていくために、自分のお金をしっかりと管理し、資産を増やす知識を持つことが、ますます重要になっています。

「一生お金に困らない生活を送りたい」――。多くの人はそう思ったことがあるのではないでしょうか。同時に、「でも、現実的に考えると、一生お金に困らない生活なんて、私には無理」と諦めていませんか。

生活費、年金、住宅ローン、教育費、医療費、自動車費用、保険料、税金、退職金、雇用形態やリストラによる収入減など、お金に関する不安は後を絶ちません。

少し前に話題になった「老後資金2000万円問題」もそうです。この問題の発端は、金融庁の金融審議会がまとめた「高齢社会における資産形成・管理」報告書案です。年金で暮らす夫65歳以上・妻60歳以上の世帯は、家計の赤字が毎月約5万円。あと20~30年生きるには、1300万~2000万円足りない、というものです。

しかも、これは年金収入が月20万円以上ある場合の数字です。国民年金の人は夫婦でもせいぜい月12万円。これは、富裕層の底上げ分を含む平均の話ですから、貯金2000万円で足りるはずがありません。退職金が数百万円以下の人は珍しくないし、退職金ゼロの自営業者だって大勢います。「いったい、どうしたらいいんだろう」と途方にくれた人の声があふれました。

そのうえ、大騒ぎになったから報告書は「撤回」という話になって、ますます不安が広がってしまいました。

一般的に、大卒の平均的なサラリーマンの生涯賃金は、2億5000万円ほどだといわれています。そのうち、約2割が税金や年金、健康保険などで差し引かれますので、手取り収入は、およそ2億円です。そこから仮に、住宅費4000万円、保険料1500万円、子ども2人分の教育費3000万円の合計8500万円を差し引くと、実際に使えるお金は、1億1500万円になります。

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