元メガバンク支店長が説く「お金の基本ルール」 お金に悩まなく済む方法とはいったい何か?

東洋経済オンライン / 2020年5月26日 7時45分

ところが、お金持ちはP/Lという結果をもたらす「貸借対照表」というものを、きわめて重要視します。これは「B/S」(バランスシート)といわれるもので、1枚の紙の左側に「資産」、右側に「負債」と「純資産」を書き出したもの。左右の金額は同じになります。

■「資産」を見ることが重要

右側の負債、つまり借金も、借りて自分のものにした以上は、自分の資産になるという考え方です。ただし、返さなければいけないお金ですから、返す必要のない純資産とは分けて書きます。

ですから、例えば住宅ローンが月7万5000円でも、「苦しい」とだけ思う必要はありません。あなたには、一戸建てなりマンションなりの資産があるのです。これを元にすれば、いずれ貸し出すなどして収益を得たり、売却してお金を捻出したりができるようになることも考えられます。

資産の種類は3つ。定期預金の利息や株の配当金を生む「金融資産」「不動産」、そしてあなたの「ビジネス力」です。「ビジネス力」とは、あなたの「スキルをお金に変える力」のことです。

「収入・支出」だけで一喜一憂せず、「資産」を見ること。資産こそが、あなたの老後の不安を解消する可能性のある、とても大きな存在である、ということを忘れないでください。まずは、自分の資産を把握することから始めましょう。

2、会社のように、親と子どものお金を「連結」させると道は開ける

第2のポイントは、「連結」という考え方がとても大切、ということです。

企業は経営を親会社・子会社といったグループ全体で考えます。個人のあなたは、親や子どもといった「家族全体」で、お金のことや家のことを考える必要があるのです。親から受け継いだ資産を、あなただけでなく、あなたの子どもたちのお金と連結させ、全体として見るのです。そうすれば、道が大きく開けるはずです。

3、「個人資産の6割である不動産」を活用しよう

日本の個人資産のおよそ6割は、「不動産」です。これは、日本が「高度経済成長」を果たし、その後も長く「安定成長」を続けたこと、土地や持ち家志向が強かったこと、政府の政策もそれを後押ししたことが、大きな理由でしょう。

そこで、第1のポイント「バランスシート重視」、第2のポイント「親と子どものお金を連結」に続けて、第3のポイントは、その資産のところを見て、「不動産を含めた資産活用を」と、声を大にして申し上げたいのです。

■「将来が不安」な理由

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング