家を片付けられない人が目を覚ます強烈な言葉 「あなたは今日の下着で救急車に乗れますか?」

東洋経済オンライン / 2020年5月31日 10時10分

片づけをテクニックで語らない「整理収納本」に学びます(写真:denozy/iStock)

緊急事態宣言期間中の長い自粛生活で散らかった自宅を片付けようと思った人、実際に片付けに挑戦した人は少なくないだろう。一方、「ネットや本で見た収納テクニックを真似てみても、自分の暮らしに馴染まなかった、続けられなかった」という経験がある人は多い。

「服は何着くらいが適量か?」「書類はどう片づけたらいいのか?」など、持つべき量や片づけ方に関する質問をよく受けるが、これには正解はない。もしくは答えは1つではないと思っている。人や暮らしが変わればそれぞれの正解、その人に最適な片づけの仕方があって当然なのだ。

筆者自身も片づけや整理整頓の本、ブログをこれまで多く読んできたが、暮らしに定着したのは、ラベリングなどのこまかな整理整頓術ではなく、そこで出会った、たった何文字かの印象的な言葉だった。

「今日の下着で救急車に乗れるか?」。

たとえば、拙著『28文字の片づけ』の帯に採用したこの言葉1つを頭の中に思い浮かべるだけで、どんなハウツーよりも下着の断捨離が進み、ごちゃついた引き出しの中は片づいた。これは他の人でも起こりえるかもしれない。

■「気づき」こそが片づけの原動力、促進剤になる

インスタグラム上でこれを公開すると、反響は予想以上に大きかった。「心にグサグサ刺さる」「言葉を見てハッとした」などのコメントとともに、「下着を一新できた」「ずっと捨てられなかったものが処分できた」などと、たった1行の言葉を読むことが大きな行動を引き出していた。「片づけ」とはすべての人が毎日、何気なくしている日常的な行為にすぎないのだが、そこにあるモヤモヤした潜在的な悩みや不満への「気づき」こそが、本気の片づけの原動力になり、促進剤となるのだ。

“知り合いに会いたくない服は着ない。持たない。”

これはインスタグラムで過去最高に反響があった言葉だ。1万4000近くの「いいね!」がつき、その半数以上で保存されている。そのほかのコメントや反響の高さからも、クローゼットに関するものが圧倒的で、皆それぞれに「捨てたいのに捨てられない」という葛藤を抱えていることが伝わってくる。その理由の大部分は、「もったいない」と「めんどくさい」だろう。日本語にしかないという「MOTTAINAI(もったいない)」精神が、多くの人の「断捨離」や「片づけ」の前に堂々と立ちはだかっているのは間違いない。

“片づけたい人、手放したい何かがある人、そして変わりたい人にとって、捨てたいものは捨てていい。なくてもいいものはないほうがいい。”

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