ディズニー、4カ月ぶり再開で待ち受ける課題 時差入場券など、感染防止へ工夫あれこれ

東洋経済オンライン / 2020年6月24日 14時0分

4カ月間、休園していたディズニーランドが7月1日から営業を再開することになった。写真は2月末のディズニーランド周辺(写真:時事)

「東京ディズニーリゾートが営業しているってだけで元気もらえる」

「7/1からパークの空気吸いに行けるの?!」

「やっぱり心に光をくれる、ディズニー」

平日の日中にもかかわらず、SNS上はファンたちによる歓喜の投稿であふれかえった。

■混雑に備え、3種類のチケットを用意

国内テーマパーク運営最大手のオリエンタルランドは、新型コロナウイルスの影響で約4カ月にわたって臨時休園していた東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを7月1日から再開すると発表した。

再開後は業界団体が策定した感染拡大予防のガイドラインに沿い、1日当たりのチケットは通常の半分以下に制限して販売する。2020年3月期の1日平均の入園者数は約8万8000人。再開後の入園者数は多くても1日あたり4万人程度ということになる。

6月25日15時から開始するチケットの販売はオンライン上に限定。周辺の公共交通機関や入り口で社会的距離(ソーシャルディスタンス)を確保するため、8時以降入園(8200円)の通常チケットに加え、11時以降入園(7300円)、14時以降入園(6300円)と3種類のチケットを用意した。

来園者には入園時の検温を実施するだけでなく、屋外で熱中症の懸念がある場合と、周囲に人がいない場合を除き、常時マスクの着用を義務づける。

また、アトラクションでは列の間引きなど、来園したグループごとに間隔を設定。アトラクションの回転効率を高めるため、単身客を余った座席に案内するシングルライダー制度も、当面は運用を控える。

キャラクターと触れ合う「グリーティング」をはじめ、感染予防策が徹底できない可能性のあるサービスはすべて休止となる。アトラクションは東京ディズニーシーの「海底2万マイル」をはじめとする全体の施設数の2割、ショップは同3割、レストランは同6割程度を休止する。

■コロナ前の業績は絶好調だったが…

再開後のチケット購入は先着制で、年間パスポート利用者も抽選に当たらなければ入園できない。4カ月にわたり再開を待ち望んでいたファンの期待は大きく、パーク再開の発表後には発売開始前にもかかわらず、チケットの予約サイトがアクセス集中で接続困難に陥った。

Twitterのトレンドワードにも「チケット戦争」など、東京ディズニーリゾートに関する単語が複数並んだ。

新型コロナが直撃するまで、オリエンタルランドの業績は絶好調だった。近年、首都圏は大震災級の自然災害にも見舞われず、2014年3月期には売上高4000億円を突破。2019年3月期は東京ディズニーリゾート35周年記念イベントの効果で売上高が過去最高の5256億円に達していた。

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