ベンツの3列シート小型SUV「GLB」は売れるか ミニバン的に使える「7人乗りSUV」の可能性

東洋経済オンライン / 2020年8月30日 7時50分

「GLA」と「GLC」の間に位置するまったく新しいモデルとして登場した「GLB」(写真:ダイムラー)

2020年6月25日、メルセデス・ベンツより、まったくの新型モデルとなる「GLB」が登場した。

GLBのポジショニングは、メルセデス・ベンツのSUVラインナップであるGLシリーズの「Bクラス」相当のモデルというもの。ちょうど同日に1クラス下の「GLA」の第2世代モデルの発売も発表されている。

GLBの追加により、日本市場におけるメルセデス・ベンツのSUVラインナップは、「GLA」「GLB」「GLC」「GLCクーペ」「GLE」「GLEクーペ」「GLS」「Gクラス」「EQC」の9車種を数えることになった。

欧州ブランドでのSUVのラインナップは、メルセデス・ベンツが最多だ。BMWやアウディも、ここまでのバリエーションは持っていない。ではこのGLB、どんなニーズに答えるクルマなのだろうか。

■ミニバン的な使い方ができるコンパクトSUV

GLBは、メルセデス・ベンツのBクラスと同様のFFプラットフォームから生まれたSUVだ。ホイールベースは2829mmと、BクラスやGLAよりも長く、その長いホイールベースを活かして、3列シートの7人乗りSUVに仕立てられている。

「GLAよりも若干大きなSUV」ではなく、「3列シートを持ったミニバン的な使い方のできるコンパクトSUV」というのが、GLBに与えられたキャラクターだ。

3列シートを備えると言いつつも、GLBの寸法は全長4640×全幅1835×全高1700mmと、それほど大きくない。日本のSUVでいえばトヨタ「RAV4」や「ハリアー」、マツダ「CX-5」と同程度だ。

ホイールベースは、日本のSUVよりも長いものの、このサイズのボディに3列シートを押し込むのには、相当な工夫が必要だったと言えるだろう。

ボディ後端のハッチバック部は垂直に近く、横から見たシルエットはスクエアなものとなっている。クーペ風なルーフラインを持つGLAと比べると、GLBは実用性を重視していることが、その姿からもよくわかる。

パワートレインはトルクフルなディーゼルと、4WDシステムと組み合わされたガソリンの2種類。ディーゼルエンジンは、2.0リッターで最高出力150馬力/最大トルク320Nm。ガソリンエンジンも排気量は同じ2.0リッターだが、こちらは最高出力224馬力/最大トルク350Nmを発揮する。

グレード編成は2つで、ディーゼルエンジン+FFの「GLB200d」と、ガソリンエンジン+4WDの「GLB250 4MATICスポーツ」となる。4WDが欲しければガソリン、街中中心ならばFFのディーゼルという選び方になるだろう。価格はGLB200dが512万円、GLB250 4MATICスポーツが696万円となる。

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