米大統領選直前、10月株価は大きく変動するか アメリカ株は悪材料が増え不安がいっぱい?

東洋経済オンライン / 2020年9月28日 8時20分

シルバーウイークの間、全国各地では客足がかなり戻ったところも少なくない。これは株価にとっては悪い材料ではなさそうだ(写真は横浜中華街:つのだよしお/アフロ)

9月21-22日、日本の証券・金融市場はシルバーウイークで休場だった。「シルバーウイーク」の由来は定かではないが、昨今は、秋分の日と敬老の日の位置によって、土日も含めて4連休になっている状況を指すようだ。

敬老の日が含まれるため、シルバーと称されているのかもしれない。あるいは、5月のゴールデンウイークに対してシルバーウイーク、という意味合いがあるという説もある。

そのせいか、先週はゴールドが脇役に退き?金価格が下落した、との軽口も唱えられているようだ。実際、ニューヨーク金先物は、先週は本格的に1トロイオンス=1900ドルの大台を踏み抜き、ザラ場ベースの最近の最高値である8月7日の2089ドルをピークとした、下落トレンドを明確にして来ている。まあ、シルバーウイークにもかかわらず、銀先物価格も大きく下落しているので、軽口以上のものではないと言えるが。

■アメリカの株価下落の原因は何だったのか?

それはさておき、最も注目を集めたのは、日本のシルバーウイークの間の、アメリカの株価下落だったろう。21日のNYダウ工業株指数は、ザラ場で18日終値から約942ドルも下落した。引けにかけては戻したものの、その日は510ドル安の大幅下落となった。

同国の株価下落を受けて、同日はシカゴ日経平均先物(円建て)もザラ場安値で2万2460円をつけ、同日引けでは2万2810円だった。そのままであれば、シルバーウイーク明けの日経平均現物指数が、直先の価格差を考慮しても2万3000円割れとなりかねないことが示唆されていた。

こうした株価波乱については、先週新しく悪材料とされるものもあったことはあった。だが、根本的には以前から懸念されていた内容で、新味がある要因だったとは言い難い。

悪材料とされた大きなものは2つあり、1つは欧州諸国で新型コロナウイルス流行の再燃が懸念され、先行きの景気に対する警戒が生じたことだ。特にイギリスでは、マット・ハンコック保健相が、全面的なロックダウンを再導入する可能性があると20日に述べたことが、投資家心理に影を落とした。このため、欧州主要国の株価も21日は大幅な下落となっている。ただ、コロナ禍が景気に与える影響が懸念されていたという事態は前からのことで、全く想定外の悪材料とは言えまい。

もう1つは、アメリカでの追加経済対策について、共和党と民主党の間で交渉が進んでいないことだが、これも足元でずっと続いていることだ。
とは言っても、新しく加わった政治面の不透明感として挙げられるのは、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事が18日に亡くなったことだ。彼女はリベラル派であり、これまで最高裁判事9名のうち、保守派5名、リベラル派4名といった形だった。

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