共通テスト「日本史」で高得点を取る4つの戦略 「問題内容の変化」を正しく把握しよう

東洋経済オンライン / 2020年10月3日 16時0分

2021年(2020年度)1月より「大学入学共通テスト」に移行する。「共通テスト」元年の受験生はどのように立ち向えばいいのか? 今回は日本史の対策法を伝授する(写真:Fast&Slow/PIXTA)

2020年(2019年度)、大学入試センター試験が廃止され、2021年(2020年度)1月よりいよいよ「大学入学共通テスト」に移行する。「記述式」や「民間試験導入の有無」、加えて「新型コロナウイルス」などの問題も山積する中、「共通テスト」元年の受験生はどのように立ち向えばいいのか? それぞれの教科別に対策法を、各教科の受験指導エキスパートに伝授してもらう。

今回は日本史について、『大学入学共通テスト 日本史Bの点数が面白いほどとれる本』を執筆した、山中裕典氏が解説する。

日本史は試験時間など制度面での大きな変更がなかったこともあって、世間をにぎわせる話題になることは英語・数学・国語とくらべて少なかったと思われます。しかし、すでに実施された共通テスト試行調査を従来のセンター試験と比較してみると、問題内容にはいくつかの変化が見られました。そのため、共通テスト攻略には、センター試験から変化した点・変化しなかった点の両方に対応できるような実力を養うことが大事です。

■高得点のカギを握る4つの新戦略とは?

攻略のための新戦略①
センター試験対策を踏襲しつつ、形式面の変化に慣れる

試行調査の問題を一読して印象深かったのは、高校の日本史の授業における生徒の探究活動(アクティブ・ラーニング)という場面設定が、多くの大問で用いられたことです。

センター試験では、大問の第1問に会話文の形式があったものの、それ以外の大問は長い文章の中に空欄と下線を設けて空欄補充や正誤判定・時代配列などの問題が並ぶというものでした。これに対し、共通テスト試行調査では、生徒が作った年表やレポート、先生が示した図表、班学習での生徒の話し合い、生徒が調べたことをカード化した選択肢などが登場しました。

また、単純に1つの選択肢を選ぶのではなく、「歴史的事象の選択肢の中で任意に①を選んだ場合は、理由説明の選択肢の中で正解となるのは⑧。歴史的事象の選択肢の中で任意に②を選んだ場合は、理由説明の選択肢の中で正解となるのは④」というように組み合わせを問うなど、選択肢の作り方にさまざまなパターンが登場しました。

しかし、以上のような形式面の目新しさは、慣れによって対処できるものなので、あまり気にする必要はありません。共通テストの対策の基本は、従来のセンター試験対策と同じで、

歴史的事象の時期・内容と、事象どうしの相互関連性を把握する

ということを意識して学習を進めれば大丈夫です。日本史の基本的な知識を、1個1個バラバラに覚えるのではなく、それらがどのように関連しあっているのかを理解したうえで覚えていきましょう

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