iPhone悲願「PASMO対応」生活はどう進化する アップルはSuicaで大きな成功を収めたが…

東洋経済オンライン / 2020年10月6日 19時0分

Apple Payに対応したPASMOを、Apple Payに登録。手首をかざすと、改札を通ったり、コンビニでの買い物ができる(筆者撮影)

アップルは10月6日より、同社のモバイル決済機能「Apple Pay」で、PASMOをサポートした。これにより、iPhoneから新しいPASMOカードを発行でき、iPhoneやApple Watchをタッチするだけで改札通過やコンビニでの買い物ができるようになる。その際、エクスプレスカード設定をしておけば、通常Apple Payを利用する際に必要なFace IDやTouch IDによるロック解除は必要なく、ただリーダーにかざせばいい。

PASMOは首都圏の鉄道・バス事業者が発売するICカード乗車券で、コンビニなどの加盟店での決済にも利用できる。これまで交通系ICカードでは、SuicaがApple Payに対応してきたが、同様に利用することができるPASMOを対応させた理由と狙いについて、アップルのApple Pay担当バイスプレジデント、ジェニファー・ベイリー氏に話を聞いた。

■日本は最も成功している国の1つ

まずApple Payの日本における対応状況だ。日本では、iPhone 7をリリースした2016年からApple Payが利用可能になった。アメリカでは2014年のiPhone 6以降の対応であったことから、2年遅れての対応だ。

対応は遅れたものの、ベイリー氏は「日本はApple Payが最も成功した国の1つ」だとした。

「東京は世界で最も巨大な交通網を持つ市場であり、SuicaとともにPASMOのApple Pay対応で、これをカバーすることができるようになります。Suica、iD、QUICpayのサポートとあわせて、非常に多くの場所で利用できるようになっており、PASMOへの対応で、私鉄各線や地下鉄路線での利便性が向上します」(ベイリー氏)

Apple Payは、クレジットカードやデビットカードなどをiPhoneやApple Watchに登録することで、セキュリティを高めながら、非接触決済を行うことができる仕組みだ。すでに日本のクレジットカードの約95%はApple Payに対応している。

日本上陸の際、アップルは日本向けのiPhone 7とApple Watch Series 2 にのみ、FeliCaチップを搭載することで、Suicaだけでなく、コンビニなどに広く普及していたクレジットカードの非接触ICサービス、iDとQUICPayに対応した経緯がある。

【2020年10月7日8時30分追記】初出時、Suica対応のApple Watchのシリーズ名に誤りがありましたので、上記のように修正しました。

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