「GoTo」利用で見落としがちな旅行保険の仕組み 病気カバーの有無の確認が大切になってくる

東洋経済オンライン / 2020年10月10日 16時10分

国内旅行用の保険では、海外旅行用とは違った決定的な差があります(写真:NOV /PIXTA)

7月22日にスタートしてジワリ活況を見せているGo To トラベルキャンペーンは、旅行代金の割引と地域共通クーポンの配布の2本立て。その2つ目の「地域共通クーポン」の配布がいよいよ10月1日から始まった。除外されていた東京都も10月から仲間入りし、日本中のいたるところで人との接触も避けられなくなりそうだ。

そんな中、気になるのが、やはり新型コロナウイルスの蔓延だ。旅立つ前の備えとして、改めて保険のカバーを確認しておきたい。

旅行に備える保険といえば、海外なら「海外旅行保険」、国内なら「国内旅行保険」を思いつくかもしれない。ただ、あまり知られていないことだが、両者には決定的な違いがある。それは❝病気❞に関するカバーが付くかどうかだ。

■コロナ対策としては頼れない「国内旅行保険」

実は、いずれも正式名称は海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険で、傷害つまり❝ケガ❞の補償をベースにした保険だが、海外旅行保険には❝ケガ❞だけでなく、新型コロナウイルス感染症になった場合も含めて❝病気❞の治療費をカバーすることができる。だから、海外旅行に出かける際のコロナ対策として、空港やWebなどで海外旅行保険に入っておくことは大正解だ。

しかし、コロナ対策の視点で国内旅行に出かける際に、Webなどで国内旅行保険に入るのはあまり意味がないかもしれない。国内旅行保険は、あくまでケガの補償中心で、「自分がケガをしたときの補償」「他人への賠償責任の補償」「救援者費用の補償」の組み合わせで販売されているものが主流だ。

おみやげ店でものを落として壊し賠償責任を負った、温泉で足を滑らせた、ハイキングでケガをした、といった旅行ならではのリスクには備えられても、新型コロナウイルス感染症はケガに該当しないため、残念ながら、自分で入る国内旅行保険では備えられない。

ただし、旅行会社などのパッケージプランに組み込まれている国内旅行傷害保険では、新型コロナ感染時に一時金が出るものがある。

例えば、ANAトラベラーズでは、同社Webサイトで国内ツアー「ANAトラベラーズダイナミックパッケージ」(2020年10月1日~2020年12月31日出発分)を予約すると、自動的に東京海上日動火災保険の国内旅行傷害保険「コロナお守りパック」が組み込まれる。

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