オンライン初開催「CEATEC」、米CES超えの勝算 アマゾンウェブサービスなどIT企業が続々参加

東洋経済オンライン / 2020年10月14日 13時20分

昨年のシーテックはリアルで行われたが、今年はオンラインで開催(筆者撮影)

Society (ソサエティ)5.0の総合展と位置づけられる「CEATEC(シーテック)」が、今年は初のオンラインイベントで開催される。

「ニューノーマルエリア」「企業エリア」「Co-Creation PARK」の展示エリアと、「コンファレンスエリア」「公式イベントエリア」を加えた5つのエリアをオンライン上に構成。2020年10月20日~23日の会期中だけでなく、会期終了後も12月31日まではオンデマンド配信を行う予定だ。

開催まで約1週間となるなかで、オンライン化によって、これまでとは異なる動きがすでに出ている。

一つは、過去最高の来場者数を目指すという意欲的な目標設定だ。CEATEC実施協議会が掲げた会期中の来場者目標は、20万人超である。

シーテック実施協議会のエグゼクティブプロデューサーである鹿野清氏は、「これまでの最多来場者数は2007年の20万5859人。リアルの展示会とオンラインの展示会を単純には比較できないが、オンラインの特性を生かして、シーテック史上最多の来場者数を目指したい」と意気込む。

■オンラインイベントは参加者が増加傾向

オンラインイベントは、自宅からも手軽に参加できることから、参加者数は軒並み増加する傾向にある。IT企業の年次イベントの例を見ると、登録者数は、リアルイベントの5倍や10倍といった例が相次いでいる。

例えば、IT企業のアメリカVMwareが9月30日、10月1日に開催した「VMworld 2020」は、リアルで開催した場合には3万人規模であったのに対して、完全オンラインで実施した今回は、事前登録が15万人以上となっている。

シーテックは、2016年に「脱・家電見本市」を宣言してから、来場者数は右肩上がりで増加してきたが、20年目の節目を迎えた昨年は、猛威を振るった台風19号の影響によって、開催初日の来場数が前年を大きく下回り、2016年以来、来場者数が初めて減少し、14万4491人となっていた。

今回は、オンライン化したことで、それに比べて、約1.4倍の増加を目指すことになる。

実は2020年1月に、アメリカでリアルイベントとして開催された世界最大級のテクノロジーイベント「CES 2020」の来場者数は約17万人であり、今回のシーテックは、それを上回る目標数ともなる。

ただし、CESの参加費が有料(早期申し込みは無料)であるのに対し、シーテックは完全に無料であること、またCESでは3~4日間来場する人が多いのに対し、シーテックは半日程度の見学が多いという差がある。これがオンラインによってどう変化するのか、注目のポイントだ。

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