吉岡里帆「どんぎつね」が持つ「ほっこり」の威力 商品を独創的アプローチで表現したCMも好感

東洋経済オンライン / 2020年10月25日 15時0分

10月前期のCM好感度調査、総合2位は日清食品『どん兵衛』でした。その支持される理由とは?

10月前期のCM好感度調査では、木村拓哉が出演する日産の企業CMが3期連続で総合1位に輝いた。今作は7月に発表された新型EV『ARIYA』をテーマにしたCMで、木村が車外からリモートキーで自宅の室内から屋外へと同車を移動させながらムーンウォークをしたり、ハンズオフ運転をしながら指を鳴らしたりする姿を描いた。

ARIYAに搭載された「プロパイロット2.0」の優れた性能を木村の存在感と共感性の高い表現で訴求。成人男女から多くの支持を集め、半期では同社CMとして過去最高のスコアを記録した。

総合2位は日清食品『どん兵衛』が入った。星野源が“どん兵衛を食べる男"、吉岡里帆が“どんぎつね”を演じる開始4年目となる人気シリーズの新作で、天ぷらそばにある「月見ポケット」という卵を落とすためのくぼみにフォーカスしたストーリーだ。

テーブルをはさんで向かい合うふたり。「僕のそばに、キミが必要です」と星野から打ち明けられ、吉岡は「ついに」とうれしそうに仰向けに倒れると、宙を落下する吉岡に生卵が重なるイメージ映像と、月見ポケットに卵が収まるカットが続く。

「蕎麦に、黄身。」というコピーとともに「やっぱり、そばには黄身だな」と満足げにつぶやく星野と、床に寝そべってふてくされる吉岡という、すれ違うふたりの対照的な姿で幕を閉じた。幅広い層に支持され、「どんぎつねがかわいい」「ふたりのやりとりにほっこりする」といったコメントが多く寄せられた。

■「どん兵衛を食べる男」だけではない星野源

星野のアーティストとしての一面を楽しめるのが任天堂『スーパーマリオブラザーズ』の35周年CMだ。レコーディングスタジオで星野がファミリーコンピュータのスイッチを入れると彼の新曲『創造』が流れはじめる。

ヘッドホンや壁、楽器に歴代の同タイトルのゲーム映像が投影され、鮮やかに彩られていく室内で星野が楽しそうに歌ったりギターやドラムを演奏したりする内容。セリフは一切なく、リアルとバーチャルを融合させた映像表現とリズミカルな音楽を通して35年の歴史を振り返り、23回と少ない放送回数ながら男子小中高生を中心に支持された。

吉岡の出演作では江崎グリコ『パピコ』、妻夫木聡らと共演する全国都道府県『ハロウィンジャンボ宝くじ』のCMがそれぞれ11位、15位にランクイン。前者は野菜のフローズンスムージー『パピコ パピベジ』を訴求するCMで、吉岡が「野菜のアイス? そんなのおいしいわけ……」と半信半疑でひと口食べた瞬間、「うんまっ!」と叫ぶといったストーリーだ。

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