41歳女性「交際10日でプロポーズ」に至った経緯 「自然体をやめた」彼女がつかんだ果実
東洋経済オンライン / 2020年10月30日 11時0分
純子さんは婚活を本格化しないまま30代後半に突入。そこでチャンスが訪れる。同業の先輩があるイベントに誘ってくれたのだ。その会を主催していたのが現在の夫である紀之さんである。
「人見知りな私にも優しく話しかけてくれていい人だな、と最初から思いました。私は社交性がないので、前に出られるタイプの人に憧れます。彼の見た目も好きでした。イケメンではなく、内面がにじみ出ているような外見です。彼を紹介した友だちからは『顔じゃなくて味をとったんだね』と言われました(笑)。褒め言葉だと思っています」
ただし、すぐに交際を始められたわけではない。純子さんはその場で楽しさを表現したつもりだったが、純子さんのたたずまいと外見に同じぐらい好意を持ったという紀之さんからは「僕に興味はなさそう」と思われてしまったらしい。純子さんの不器用さがわかるエピソードである。
またすぐにイベントで会えるだろう、という思惑も純子さんにはあった。しかし、不定期の会であり、純子さんには1人きりで参加する勇気はない。そのまま1年が経ってしまった。
「また同じ先輩に連れて行ってもらう機会がありました。そのときには40歳になっていたので、早く結婚しなくちゃという気持ちが弱まっていたと思います。『もう人生は半分過ぎたんだな。結婚はいつしてもいいし、しなくてもいい』と。それまでは婚活サイトをよく見ていましたが、老人ホームを探すようになっていました(笑)」
独身男性との出会いを探すよりも、友だちができればいいなというフラットな気分になっていたと純子さん。前回とは違い、紀之さんとも笑顔で会話することができた。肩の力が抜け、視野が広くなり、魅力も増していたことだろう。
純子さんの変化を否定するつもりはない。しかし、アラフォーの独身男女をひたすら観察している筆者としては言っておきたいことがある。「婚活はもういい。ご縁があれば結婚したいけれど、これからは自然体でいく」と宣言する人は少なくないが、そのまま独身で人生を過ごす可能性のほうが圧倒的に高いのが現実だ。
その覚悟と準備があるのならば言うことはないが、誰かと一緒になることを目指すのであれば安易に「自然体」になることはお勧めできない。「求めよさらば与えられん」という聖書の言葉どおり、求めなければ何かを得ることは難しいのだ。
純子さんもようやく積極性を発揮した。3度目は勇気を出して1人でイベントに参加したのだ。そこで紀之さんとLINEを交換し、紀之さんにすすめられたマンガを読んだ感想などを送った。
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