ストレス自覚できない「子どものSOS」症状とは 学校に行こうとすると下痢をする、夜眠れない

東洋経済オンライン / 2020年11月19日 16時0分

子どもにもストレスはあり、それが原因で深刻な症状が出てしまうことも少なくありません(写真:PanKR/PIXTA)

感染不安、外出自粛、在宅勤務、ソーシャルディスタンスなど、急激に変化している社会では、知らず知らずのうちにストレスを抱えることも多いのではないでしょうか。本稿では、『心療内科医が教える 家庭でできるセルフメンタルケア』から一部を抜粋し、心の疲弊から守るための対処法を紹介します。

大人だけではなく、子どもにもストレスはあります。それが原因で、幼いうちに深刻な症状が出てしまうことも少なくありません。

子どもは自分が感じているストレスをはっきり自覚できなかったり、うまく発散できないことがあります。そのために憂うつな気分を表に出せず、ただ孤独を感じたりイライラしてしまうといった傾向があります。

子どもの様子や心の状態が気になるけれども、病院に連れて行くべきかわからない……。そんなときは、公的な相談窓口を利用するとよいでしょう。

全国には、各地域の保健所や保健センター、精神保健福祉センターなどに公的な相談窓口が設けられています。

また、スクールカウンセラーに相談するという選択肢もあるでしょう。スクールカウンセラーは、生徒である子どものカウンセリングはもちろん、保護者である親のみが相談することも可能です。

相談したい場合、事前にカウンセリングの予約をするのが一般的ですが、相談の依頼方法は各学校により異なりますので、子どもの通う学校のスクールカウンセラーに関する決まりを必ず確認してください。

■なんらかの症状が見られたら早めに医療機関へ

子どもが朝、学校に行こうとすると下痢をする、あまり眠れていないようだ、など、なんらかの症状が見られるときは、できるだけ早く医療機関で診てもらいましょう。

具体的には、まずかかりつけの小児科医の診察を受け、症状について相談してください。もちろん、症状に応じて内科や皮膚科、アレルギー科などのクリニックでもかまいません。子どもの夜尿症や不眠症などは、小児科を受診して治るケースも少なくありません。

もし、ここではっきりとした診断が得られなかったり、心の問題が症状に深く関わっていることがわかったときは、子どもの心身症を専門に診ている医療機関を紹介してもらいましょう。

近年では、「小児心身症専門外来」や「思春期外来」を設けて、子どもの心身医療を専門に診療しているところがあります。

こうしたところで診ている主な子どもの心身症は、摂食障害、夜尿症、不登校や起立性調節障害(思春期前後の子どもに起きる全身倦怠などの不定愁訴。自律神経失調症のような症状が出る)などです。

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