婚活で結婚に繋がる接し方、繋がらない接し方 どうしても減点法になってしまう「お見合い」

東洋経済オンライン / 2020年11月26日 15時0分

不満を口にしながらも、どこかノロケているようにも聞こえたので、私はほほ笑ましく聞いていた。しかし、そこから数週間後、今度はかなり憤慨している電話がかかってきた。

「貫太さんに、泣かされました。ドライブに出かけたんですけど、車から降りようとしたときに『二の腕が、すっごい太いね。プヨプヨしてるじゃない』って言われたんです。思ったことをなんでも口にしちゃう性格なのはわかっていたのですが、思わず涙が出てきちゃって。そしたら、オロオロしだして、『ごめんね。僕は恋愛経験がないから、女性の気持ちがわからなくて。本当ごめんなさい』って、平謝りしてきたんですよ。『これから直すし、失言は、どんどん注意してくれていいから』って言ってたけど、先が思いやられます」

それを聞いて、私が言った。

「でも、オロオロして謝ってくるところが、かわいいじゃないの。彼が年下なんだし、お姉さんは教育しがいがあるでしょ(笑)」

「まあ、そうなんですけど」

■会いたくなくなるまでは、会おう

こんな痴話喧嘩がありながらも、2人は2カ月半お付き合いを続けていたのだが、あるとき、「相談があります」と言って、真弓から連絡が入った。

「正直、貫太さんとの交際、今後どうしようか、悩んでいます。とにかく恋愛経験がないから女性の気持ちがわからなくて、毎回失礼な言動の連発なんですよ。ただ、『こんなふうに真弓ちゃんとお付き合いできて、僕は今、青春真っただ中だなぁ。結婚したら毎日が楽しいだろうなぁ〜』とか、無邪気に言ってる姿を見ると、交際を終了させるのもどうかな、と思うんですよ」

そこで、私は言った。

「貫太さんに、まだ会いたい? それとも、もう会いたくない? 会いたい気持ちが少しでもあるなら、会いたくなくなるまでお付き合いしたら?」

そして、そこから1カ月半後、2人は結婚を決めた。夜景のビルの最上階のレストランで、婚約を祝うケーキが運ばれてきて、貫太から花束を渡され、「僕と結婚してください」とプロポーズをされたようだ。

このケースは、先述したAとBのパターンのカップルだろう。真弓のことが大好きで結婚に向かって猛進してくる貫太。だが、その言動に的外れなものが多く、彼を受け入れていいのか、このまま結婚まで進んでいいのか迷っていた真弓。迷いながらも交際を続けた真弓が粘り強く関係を軌道修正していき成就させた結婚だ。

成婚退会した1カ月後、事務所に遊びに来た真弓が私に言った。

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