「新型ノートvsヤリス」徹底的に比較してみた 新しさの「新型ノート」と安心感の「ヤリス」

東洋経済オンライン / 2020年12月24日 7時40分

前席シートは、どちらも背もたれが腰を包み込むため、ホールド感は高い。また、適度な硬さがあるため、柔らかすぎて長時間のドライブで腰が痛くなるということはないだろう。

シフトレバーは好みが分かれるところだ。新型ノートの電制レバーは、ハイブリッドやEVらしさを強調したような近未来感があるスクエアなボックス型だが、ヤリスでは、AT仕様のシフトレバーに、従来からあるスティック状の一般的タイプを採用している。

いずれも、前後に動かすことでシフト変更する操作方法はほぼ同じだが、デザインはかなり異なる。こういった仕様の違いも、初めて乗っても「いつもの感じで運転できる」ヤリス、「新しさや電動化」を全面に押し出したノートという、それぞれの性格がわかる点だ。

ステアリングは、ノートとヤリスのいずれも、角度(高さ)を調整できるチルト機構と、前後位置が調整できるテレスコピック機構の両方を持つ。

いずれも、ドライバーの体型などに合ったドライビングポジションを取るためには、非常に重要な機構だ。コンパクトカーなど小型車では、コストダウンのため両方の機構を持たないモデルもある。こういった細かいけれど、安全性にも関わる大切な機構が備わっている点も、これら2台が「真面目なクルマ作り」をしていることの証だといえる。

後席は、車体が大きい分、新型ノートのほうが運転席との間隔に若干余裕がある。ただし、2台ともに、4名以上が乗って長距離ドライブをするのはおすすめしない。もちろん、2モデル共に乗車定員は5名なので、できないことはない。だが、後席の乗員はかなり窮屈な思いをするだろう。

また、荷室についても、ノートのほうが多少広いが、大きな荷物を積む場合は後席を前に倒す必要があるなど、積載性にも大きな差はないようだ。

■先進安全装備の違い

先進安全装備では、ヤリスがかなり秀逸だ。歩道の歩行者や自転車なども検知し、危険な場合は自動ブレーキが作動するプリクラッシュセーフティなど、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備している(Mパッケージを除く)。

一方の新型ノートでも、前方だけでなく、側方や後方の衝突防止支援システムなどを装備した360度セーフティアシストを採用。さらに、注目なのは、高速道路でアクセルやブレーキを制御し、設定速度を上限に前車との車間距離を維持する前車追従型ACC(クルーズコントロール)である「プロパイロット」の搭載だ。

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