「中学受験」コロナ禍で慌てる親が今すべきこと 教育ジャーナリストおおたとしまさ氏が語る

東洋経済オンライン / 2020年12月30日 15時0分

おおたとしまささん(写真:講演会映像より)

いよいよ首都圏入試の本番が近づいてきた。コロナ禍の中学受験、親はどんなことに気をつけたらよいのだろうか。『中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉:「二月の勝者」×おおたとしまさ』を出版した教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏の講演会の模様をまとめる。

当初は、コロナが中学入試そのものに与える影響もあるのではとの心配がありました。例えば、オンライン入試があるのかということですが、結論から言うと、東京・神奈川ではオンライン入試はありません。

もう一つ心配されたのが、もし入試日に発熱があったらどうしようかということですが、発熱即退場とならないよう各校が対策を考えてくれているところなので、こちらもさほど心配はいらないと思います。例えば、開成中学などは、もしコロナで受験ができない場合には、追加で試験を行うことも発表しています。

今後の感染状況により、非常に流動的に情報が変わると思うので、受験する学校のホームページなどは常にチェックし、情報をおさえていただきたいと思います。

■テスト直前期 親は演技派でいこう

中学受験漫画『二月の勝者』の中で、主人公が発した言葉にこんな言葉がありました。

「女優になってください」

試験直前期のお子さんは不安な気持ちでいっぱいです。加えて、今年はコロナ禍、普段とは違う状況ですから、不安な気持ちはさらに強いかもしれません。しかし、中学受験の本番までにやらなくてはならない事に大きな違いはありません。

コロナの流行がこの先どうなるのか、それは誰にもわかりませんし、親がどんなに頑張っても、コントロールできることでもありません。「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」と、親が不安に思っていると、その気持ちは子どもにも伝染してしまいます。不安を悟られないように、でんと構えているような、肝っ玉母さんの顔をしていただきたいのです。これが「女優になる」ということです。

親御さんの役目は「大丈夫だよ」と、笑顔で語りかけることです。こうしてお子さんの不安を和らげてあげましょう。

今年はコロナの影響で、運動会や文化祭など、普段ならば学校へ足を運んで学校の様子を実際に見ることができる行事が軒並み中止となりました。「(実際に見ていないのに)どうやって学校を選んだらいいの?」という声も聞きました。

しかし、そもそも文化祭や運動会はあくまでもお祭り、ハレの日であり、非日常の状態です。文化祭や、運動会を見たところで、日常の学校の姿がわかるわけでもありません。ところが、どうも最近は中学受験の加熱によって、こうした行事がある意味、集客の機会になっているところがありました。私から見たら、もっと生徒中心の、生徒が楽しむためのイベントに徹すればいいのにと思う部分もあったのです。

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