箱根駅伝、歴史が変わる「最強の1年生」の衝撃 規格外の「ゴールデンエイジ」が起こす劇的変化

東洋経済オンライン / 2021年1月2日 10時0分

青いユニフォームが 「今季スーパールーキー」の呼び声が高い順天堂大の三浦龍司選手(左手前、写真:EKIDEN NEWS)

昨年は多くの区間記録や大会記録が塗り替えられ、ランナーの活躍だけでなく、ついに着用率が84.7%までに達したナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライネクスト%」にも注目が集まった令和最初の箱根駅伝でした。

今年は、昨今の状況を受け、関東学生陸上競技連盟から箱根駅伝にむけて発信されたのは「応援したいから、応援にいかない。」というメッセージ。

沿道等での応援について自粛を求める一方で、今回の箱根駅伝中継は、沿道に出て応援できないファンのためにも、新しい放送技術を投入し、例年にも増して充実した放送を送ることでしょう。

■「どこ」に注目して観戦すると面白いか

今年の箱根駅伝中継は、いつもより少し前のめりで鑑賞することをオススメしておきたいのです。

母校が箱根に出るわけでもなく、大学生ランナーに思い入れがない方でも、今年の箱根駅伝は楽しめるはず。それでは「どこ」に注目して観戦すると面白いのでしょうか。

この自粛期間に運動不足解消のために走りはじめた市民ランナーは「選手たちが履くシューズ」にも目がいくことでしょう。「ナイキの厚底シューズ」ということくらいはなんとなく知っている人も多いはずです。

ナイキの厚底が、箱根駅伝を席巻してから1年。各メーカーは指をくわえて、この状況を眺めていたわけではありません。アディダスやニューバランス、アシックス、ミズノといったメーカーが巻き返し、「ナイキの独壇場」に待ったをかけるのでしょうか?

箱根ランナーの「足元」にも注目ですが、今年は「ランナー」にも注目しておいてもらいたい。今年の箱根駅伝は「1年生」がキーワードとなりそうです。

「“2001年生まれの長距離ゴールデンエイジ”最強の1年生」を知っておくと、1月2日、3日が、より深みをもって楽しむことができるでしょう。

昨年来のコロナ禍で、東京オリンピックはもちろん、日本選手権をはじめ、日本のみならずあらゆるレースが全世界的にキャンセルになりました。

しかし、国内においては、夏ごろから感染予防対策をしっかり講じたうえで、北海道で国内トップランナーによる記録会が“ひっそり”と再開されていました。

コロナ禍で例年のようにレースがないなか、「高強度の練習を積めておらず、いい記録が出ないのでは?」といった心配をよそに、フタを開けてみたら想像を超える好記録のラッシュ。選手たちは、昨年以上に「高速化」していたのです。

順当に記録を伸ばす上級生もさることながら、とりわけ注目を集めたのは「1年生たちの大躍進」でした。

■「ゴールデンエイジ」と東京オリンピック

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