キャデラックの最高峰SUVが新型で見せる世界 じわじわ増えるプレミアム3列シートSUVの価値
東洋経済オンライン / 2021年1月3日 7時40分
「キャデラック」といえば、アメリカを代表する高級ブランドだ。そのキャデラックの中でも人気の高いSUV「エスカレード」がフルモデルチェンジし、新型モデルが日本でも11月13日より発売開始となっている。この新型エスカレードとこのクルマが属する大型SUVマーケットの現状を見てみよう。
エスカレードは、現在のキャデラックのSUVとセダンをあわせたラインナップ中で、最も大きく高額で、そしてラグジュアリーなモデルだ。
そのボディサイズは全長5382×全幅2060×全高1948mm。軽自動車の1.5倍以上の全長があり、幅は2m以上、高さだって2mに限りなく近い。トヨタ「アルファード」よりも一回り以上大きいのだ。
しかも、エンジンは6.2リッターのV8で、最高出力は426馬力。広々とした室内には3列シートが納まり、7人乗車を可能とする。価格は、先代モデルよりも少し高くなり、税込みで1490万円(プラチナム)と1520万円(スポーツ)だ。
キャデラックで最も大きなセダンである「CT6」の1045万円より400万円以上も高く、現在のキャデラックのフラッグシップといっていいだろう。かつてはセダンで世界最高峰の高級車に君臨したキャデラックであるが、現在ではセダンではなく、SUVで世界最高峰の高級車を体現しているのだ。
■湾曲型OLEDディスプレイを車業界で初採用
先代モデルとの主な違いは大きくデザイン、インフォテイメント技術、シャシーの3点が挙げられる。デザインは、2016年のペブルビーチのイベントで公開されたコンセプトカーの流れをくむもので、スリムで横長のヘッドライトが特徴だ。
インフォテイメント系には、湾曲型OLEDディスプレイを採用。表示面が湾曲した曲面ディスプレイは自動車業界では初採用となる。デジタルメーターを中心にする3つの連続ディスプレイを合計すると、その対角寸法は96センチを超える大画面だ。
オーディオには、レコーディングスタジオなど音響系で高い評価を得るAKGの技術を取り入れ、広い車内で前後の乗員同士の会話をサポートする機能も備わっている。
シャシーまわりでは、新しい独立懸架リヤサスペンションと磁性流体サスペンション技術である「マグネティックライドコントロール」を採用。空気ばねを用いた「アダプティブエアライドサスペンション」とあわせて、最高級モデルにふさわしい快適な乗り心地を実現するという。
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