シュワルツェネッガーとトランプが憎み合う訳 「かつては友人だった2人」がなぜ犬猿の仲に?

東洋経済オンライン / 2021年1月16日 16時30分

アーノルド・シュワルツェネッガーが「トランプ大統領が彼を憎む理由」について語った(写真:MEGA/Getty)

トランプ大統領と俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーの対立が、またもやヒートアップしている。

先週、バイデン次期大統領を正式に選出する手続きを行っている両院議会にトランプ支持者たちが殴り込むという行動に出たのを受け、シュワルツェネッガーは現地時間10日、ツイッターに動画を公開し、アメリカ人たちにメッセージを送った。

オーストリア出身のシュワルツェネッガーは、暴動に参加したトランプ支持者をナチの嘘にダマされて追従した人々になぞらえ、「トランプは公正な選挙の結果を覆そうとした。嘘をつき、人々を間違った方向に率いて、クーデターを企てた。私の父や隣人たちも、(ナチの)嘘に惑わされた。その先にあるものを私は知っている」と警告している。

また、「トランプは大統領として失格。史上最悪の大統領だ」とも言い切った。このツイートには、現地時間14日現在、121万の「いいね」がついている。

シュワルツェネッガーがこのような行動をとったのは、決して驚きではない。むしろ筆者は、きっと何か言ってくれるのではないかと、シュワルツェネッガーに期待をしていたほどだ。近年、トランプとシュワルツェネッガーの関係は最悪。民主主義が危機に陥れられたのを見たシュワルツェネッガーが黙っているはずはない。

■実はかつては友人だった2人

ふたりの対立が始まったきっかけは、まぎれもなくトランプが大統領になったことだ。それ以前、ふたりは友人で一緒に出かけたこともあった。

だが、シュワルツェネッガーは、2016年の大統領選でオハイオ州知事のジョン・ケーシックを支持し、トランプが共和党代表に選ばれた後も「トランプには投票しない」と明言したのである。

にもかかわらず、シュワルツェネッガーは、大統領立候補で降板したトランプを引き継ぎ、リアリティ番組『The Celebrity Apprentice』に出演することに同意した。タイトルは、『The New Celebrity Apprentice』。トランプの「You’re fired!」に代わり、「You’re terminated!」がシュワルツェネッガーの決め言葉だと発表された。

しかし、大統領就任式前の2017年1月2日、番組の放映が始まると、視聴率は凋落。それを見たトランプは、たちまちツイートでこけ下ろし、「まあ良いさ、奴はケーシックとヒラリーを支持したんだ」と斬り捨てた。

翌2月のナショナル・プレイヤーズ・ブレックファストでの演説でも、トランプは、「大統領に立候補した時、私は番組を降りなければならなかった。そして大物映画スターのアーノルド・シュワルツェネッガーが代わりに雇われた。結果はご存じだね。視聴率はガタ落ちだ」と言っている。

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