急増する「リモート太り」を回避する3つの方法 在宅ワークの普及で「健康格差が拡大」する
東洋経済オンライン / 2021年2月1日 13時30分
昨年からの働き方の急激な変化により、働く人の健康格差が広がっている。健康格差はワークパフォーマンスにも影響を及ぼし、体調管理はこれまで以上に重要なベーシックスキルとして身に付ける必要性が増している。身体というツールは、適切に取り扱い手入れをすれば思う存分力を発揮する。しかし実際には、自分の身体の状態に無頓着なビジネスパーソンが多く、コンディションが悪ければ仕事の生産性が低下するのも当然だ。DeNAのCHO(チーフ・ヘルス・オフィサー)室長代理として社員のパフォーマンスを高める健康施策を次々に実行し、同社を健康経営企業に導いた平井孝幸氏が、近著『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること』から、在宅ワークに伴う体重の増加に悩むビジネスパーソンに、その解消法を説き明かす。
■通勤からの解放に伴う運動不足
新型コロナウイルスの影響でリモートワーク、在宅ワークを余儀なくされる人が激増しました。そしてリモートワークを導入したビジネスパーソンの方々から、「在宅太りした」という声も聞こえてきます。なぜ在宅ワークだと太るのか、どうすれば解消できるのか、そのヒントをお教えしましょう。
在宅勤務の導入で、通勤という苦しみから解放されたことは喜ばしいことですが、他方で通勤と言う名の強制的な外出がなくなったことによるデメリットを感じている方も多いでしょう。通勤がなくなった分、歩いたり、走ったり、適切に身体を動かしている人たちは大丈夫ですが、そうした習慣がない人は、下手をすると1日中室内から出ることなく数日を送り、著しく運動不足になることがあります。
とはいえ、わざわざ体を動かす時間、運動する習慣をつくるのは難しいという人も少なくありません。そこでお勧めするのが、家の中でも普段の活動にプラスαをすることで、日常動作の負荷を高め、消費カロリーを高めることです。これが、最も多くの人が取り入れやすい運動不足解消法だと思います。
例えば、家の中で歩くときに「つま先歩き」や「かかと歩き」をする。簡単に思えますが、やってみると思ったより疲れます。
また、広めの部屋や廊下を使って、歩きながら肩を肩甲骨から回したり、身体をねじりながら歩くのも効果があります。
少なくなった歩きの中に、ひと手間を入れることで消費カロリーを増やすのです。少しでも多くの筋肉に刺激を与えることで、ストレッチ効果もあります。
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