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前年比57%となった日産「リーフ」の息切れ感 年間1万台は悪くないが大胆なテコ入れが必要

東洋経済オンライン / 2021年2月10日 9時0分

2020年は、EV(電気自動車)の注目が特に高まった年だった。まず、2019年ごろから日本市場にEVを導入し始めた欧米ブランドの多くが、2020年にEV導入を本格化してきた。

メルセデス・ベンツ「EQC」、テスラ「モデル3」、アウディ「e-tron Sportback」、ポルシェ「タイカン」、プジョー「e-208」「e-2008」、DS「DS3 CROSSBACK E-TENSE」などが、従来からあるBMW「i3」、ジャガー「I-PACE」、テスラ「モデルX」といった欧米EVの列に加わった。

ヨーロッパでは、ほかにオペル「コルサe」、フィアット「500ev」などが走り出しているし、アメリカでは軍用車をルーツに持つ大型SUVである「ハマー」が、EVで復活するという予告もあった。

そうした過熱気味のEVの動きもあってか、夏にはEV専業メーカーであるテスラの株価が急騰。トヨタを上回り、自動車メーカーとして世界一になっている。

さらに日本では政府から「2050年カーボンニュートラル」の目標が発表され、それを実現するツールとしてEVがクローズアップされ、「2030年代にガソリン車販売禁止、すべてを電動車へ」というセンセーショナルな報道が出回ることにもなった。

■なぜリーフの販売は落ち込んだのか?

そうしたEVへの追い風の中、日本の誇るEVである日産「リーフ」の旗色が悪い。2020年通年の販売台数は1万1286台で、前年比57.0%(日本自動車販売協会連合会発表)。コロナ禍という逆風はあったものの、前年の6割も売れていないのだ。

軽自動車と登録車を合計した2020年の新車販売台数は459万8527台で、前年比88.5%だから、市場全体のマイナスよりも、大きくリーフの売り上げは落ち込んでしまったことになる。

これだけ電動化をアピールする日産が、電動車の主力のはずのリーフで苦戦しているのはなぜなのか。リーフの苦戦の理由を探るにあたって、まずは日産の動きを再チェックしてみたい。

現在のリーフは第2世代であり、2017年9月に登場している。そして、翌2018年7月にスポーティな「NISMO」が追加。2019年1月には62kWhの大きな電池を搭載して航続距離を約40%も伸ばし、WLTCモードで458㎞となった「e+」が加わる。

同年5月にカスタム版となる「AUTECH」を追加し、7月には特別仕様「XVセレクション」を新設定。そして2019年12月にマイナーチェンジをした新モデルを発売開始。2020年7月には、「NISMO」も走行性能を高める改良が加えられている。日産もリーフを放置しているわけではない。

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