マツダ「RX-7」パーツ復刻、今は旧車がアツい! 絶版車回帰、メーカーが考えるブランド再建
東洋経済オンライン / 2021年2月11日 8時30分
マツダは、2020年12月17日、1980年代から1990年代に人気を博したスポーツカー「RX-7(アールエックス・セブン)」のパーツを復刻し、再供給することを発表した。
同社では、従来から1989年に発売し、世界的に大ヒットした2ドアオープンカー「ロードスター」の初代モデルについて、レストアサービスや復刻パーツ販売を行っていた。RX-7のパーツ再供給は、生産終了となった同社の人気モデルに関するサービス第2弾となる。
最近では、例えばトヨタが「2000GT」、日産は「スカイラインGT-R」、ホンダが「ビート」など、他社でもかつて一世を風靡した旧車たちの純正パーツ再供給を開始している。自動運転や電動化、コネクティッドなど、最新テクノロジーによる自動車の開発競争が激化する昨今、各自動車メーカーはなぜこういった「過去の遺産たち」への対応を始めたのだろうか。
■ついにマツダ「RX-7」のパーツ復刻!
まずは、各自動車メーカーが行っている旧車関連のサービスや対象車種の概要を紹介しよう。最初に取り上げたいのがマツダ「RX-7」。マツダが新たにパーツ再供給を開始したRX-7は、独自のロータリーエンジンを搭載したスポーツモデルだ。1978年発売の初代SA22C型は、当時、オイルショックによる打撃からの復活を目指したマツダが、社運をかけて市場に投入したグローバル戦略車。流麗な3ドアクーペの車体や、高い動力性能などが国内外で高い評価を受けた。ちなみに、当時は「サバンナRX-7」の名称で販売された。
今回パーツの再供給を受けるのは、その後継となる2代目FC型(1985年から1992年まで生産)と、3代目FD型(1991年から2002年まで生産)だ。これらは、今でも世界に多くのファンを持つヒットモデルで、グローバル市場での販売台数は2代目が27万2000台、3代目6万8000台を記録した。ロータリーエンジンとターボを組み合わせたパワートレインは、当時の乗用車ではトップクラスのパワーを発揮(3代目で最高出力280ps)。軽量な車体と相まった俊敏な走りにより、数々のモータースポーツでも活躍した。
特に3代目(FD型)は、ハリウッドのカーアクション映画「ワイルドスピード」に登場したこともあり、日本だけでなく、欧米などでも多くの若者やスポーツカー好きにとって憬れの1台だった。
今回、再供給されるRX-7のパーツは、従来から継続して供給されているものに加え、マツダが新たに復刻した2代目FC型用30点、3代目FD型用61点だ。エンジン関連やトランスミッション、ブレーキ関連から灯火類など、多岐に渡るパーツが供給され、2021年2月までにマツダグループの販売店および部品販売会社を通じて販売が開始される。
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