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「コロナで買いだめ」1年間の分析で見えた現実 1年前店頭から消えたトイレットペーパーの今

東洋経済オンライン / 2021年4月14日 8時0分

コロナで売れなかった商品1~10位

初の緊急事態宣言から1年。PCR検査にクラスター、オーバーシュートにソーシャルディスタンス、ロックダウンと、さまざまな専門用語をメジャーにした新型コロナ。ここへきて「まん延防止等重点措置」を略した“まん防”なる用語も市民権を得る中、まだまだ新型コロナは沈静化する気配がない。

市場調査会社のインテージが、新型コロナの影響を受ける直前から週次で全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ディスカウントショップなど約6000店舗の販売動向を追っている「新型肺炎カテゴリー動向」。このほど公表した2月最終週までのデータでは、1年前に買いだめされた商品が浮き彫りになった。

■マスクなど「新3種の神器」の動きは?

直近の2月22日週の全品目での前年比伸び率トップ5は、1位マスク(165.1%)、2位血圧計(141.5%)、3位ビタミンB1剤(134.3%)、4位鼻炎治療剤(133.3%)、5位ヘアートリートメント(121.7%)。

このトップ5品目が、コロナ前の2019年12月から今年2月までの1年3カ月の間、どのような動きをしたのか、グラフにして可視化してみた。

マスクは途中、2000%に迫る場面もあって、他の4品目と同じグラフで表示すると、他の4品目の動きが見えなくなる。そこで、マスクだけは他の「新3種の神器」と組み合わせ、他の4品目とはグラフを分けた。

マスクは昨年1月はまだ供給されていたので、今年は反動で1月25日週には前年比21.3%まで低下した。

だが、昨年は2月2週目あたりから供給不足が顕著になり始めたからか、今年は同じ2月2週目あたりから、反動で前年比100%を超えだした。この後、前年を割ってくるのは昨年マスクの供給が追いつき始めた4月中旬以降だろう。

ちなみに、全品目のランキングでは、マスク以外の「新3種の神器」である手指消毒剤、非接触式体温計が上位30位以内に登場していない。

その理由は、手指消毒剤は、傷口の消毒剤とともに「消毒剤」として、非接触式体温計は接触式体温計とともに「体温計」として分類されているため。実は手指消毒剤だけ切り出すと142.6%と、血圧計を上回る伸びだ。

一方、非接触式体温計は88.4%と前年割れ。これは昨年、供給が追いつかなくなった時期が、非接触式体温計のみ他の2つより遅れたことが影響している。

■ネットの口コミ効果でビタミン剤が急伸

伸び率2位から5位は、「新3種の神器」とはまったく異なる動きになった。

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