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シャンプーも歯磨き粉もやめた私が気づいた真実 足りないものなど何もなかったということ

東洋経済オンライン / 2021年6月13日 6時30分

ボディーソープも同じ考え方である。体に化粧をするわけじゃなし、さすれば薬剤でゴシゴシ取らねばならぬ何ものもなし。タオルでそっとこする程度で十二分ではないか。

で、ご想像のとおり、いずれもまったくどうということなく今に至る。

……いや正確に言えば、髪に関しては、最初のうちはどうも、洗えども洗えども頭が痒いような気がした。初めてのチャレンジゆえ多少うろたえて、すでにこの方法を実践していた友人に相談すると「慣れれば痒くなくなる」と、精神論のようなことを言う。

でもよく聞くとそうではなくて、痒くなるのは長年シャンプーを使った影響で油を取りすぎて皮脂の分泌が過剰になっているからであり、シャンプーを使わなければそのうち脂が出なくなるとのことなのであった。

実は痒みに負けて数回に一度はシャンプーを使っていたことを告白すると、「それがダメなんだよ! せっかく出なくなった皮脂がまた出てくるでしょ」と諭された。

正直、半信半疑だったが、別に急ぐ話でもない。

助言どおりじっと痒みに耐えていると、数カ月後にはそんな悩みがあったことすらいつの間にやら忘れていた。つまりは、確かに痒みなど感じなくなったのだ。

ほほうと図に乗って、毎日髪を洗うこともやめてみた。夏は大量の汗をかくのでそうもいかないが、近頃では冬は3、4日に一度。何しろこのところ、洗って何日経とうが痒くもなんともない。我が皮脂はそこまで進化したらしい。

彼女の助言はまったく正しかったと言わざるをえない。疑ったりして申し訳ないことであった。今や私が身をもって断言いたします。あなたの頭が痒くなるのはせっせと洗いすぎているからかもしれません!

確かに考えてみれば、子供の頃は髪を洗うとは結構特別なことで、一週間に一度しか洗わないことも普通にあった。

その後、バブル到来とともに「朝シャン」という言葉が生まれ、それは実に新しくリッチな日本の夜明けの如きライフスタイルに思えて当然私もせっせと実行し始めたわけだが、考えてみれば十年やそこらで人の体が急に汚れやすくなったはずもない。

全然洗わないのも不潔だろうが、洗えば洗うほど清潔というわけでもなかろう。「洗いすぎの害」というものも当然あるはずだ。

ついでに言えば、一定の化学物質を下水に流し続けることの環境負荷も無視できない。他の生物を犠牲にして自分だけがキレイになるなど、そもそもその心根がちっともキレイではなかったと、今更ながらに反省するところである。

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