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意外と知らない「公的保険」を活用し尽くす方法 民間保険に入る前に知ってほしい日本最強保険

東洋経済オンライン / 2021年7月17日 17時0分

多くの人が公的保険の保障を使わずに、別途、民間の生命保険に加入するという不合理なことをしている? 意外と知られていない公的保険の有効性と活用法をご紹介します(写真:CORA/PIXTA)

経済とお金の仕組みを生活に根ざした視点からわかりやすく解説してくれると人気の経済ジャーナリストの荻原博子氏は、過去の著書で繰り返し、素人が初心者向け投資や金融機関が進める資産運用商品に、安易に手を出すことに警鐘を鳴らしている。本稿では新著『「コツコツ投資」が貯金を食いつぶす』より、意外と知られていない公的保険の有効性と活用法を紹介します。

■「公的保険」が日本最強

「ただ貯金をしているだけではいけない。保険で資産運用を」といううたい文句を耳にすることがあります。よく考えてみればおかしな話で、「複数人からお金を集めておき、何か損害を被った人がまとまったお金を受け取る」というのが保険の基本的な構図のはずで、本来、保険と資産運用はまったく関係がないはずです。

しかし現実には、「まとまったお金を預けておくなら、預貯金より利回りがいい」と資産運用目的の保険を勧められて加入する人がたくさんいます。

「保険」という言葉の安心感は、堅実派の人の耳にはとても馴染みがよく、ほかの投資商品と比べて始める(加入する)ハードルが低いようで、投資はやっていないけど、保険だけはいくつも加入しているという人もよく見かけます。そこで今回は、民間の保険商品には加入しておくべきなのか、するとしたら何を選べばよいのか、間違いのない選択方法をお教えします。

民間の保険商品を吟味する前に、みなさんに知っておいてほしいことがあります。それは、あなたはすでに、公的保険という日本で最強の保険に加入しているということです。

会社員なら「厚生年金保険」「健康保険」「雇用保険」といった保険料が毎月、給料から天引きされています。自営業の人なら、「国民健康保険」「国民年金」などに加入して、自分で納付しているはず。40歳以上になると「介護保険」も加わりますから、トータルするとけっこうな額を払っているのです。

それなのに、多くの人が公的保険を使いこなしていません。公的保険の保障がたくさんあるのに、それを使わずに、高いお金を余計に払って民間の生命保険に加入するという不合理なことをしているわけです。

まず、代表的な保険ともいえる生命保険について考えてみます。こちらは、民間保険に加入しなくても、死亡した場合には、公的保険による遺族年金が、遺された家族に支払われます。これは、夫(妻)が亡くなっても、遺された配偶者や子どもが困らずに生活できるようにするためのお金で、子どもが18歳になる年度の3月31日までもらえるのです。

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