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Twitterが大攻勢、3年で「売上倍増」達成への道筋 日本法人代表が語る「矢継ぎ早」新機能の狙い

東洋経済オンライン / 2021年7月21日 7時20分

スペースの提供を始めたのは音声SNSの「クラブハウス」が日本で一時的に大流行した後で、「ツイッターが模倣した」といった声も多かった。ただ笹本氏は「スペースはそれ以前から準備しており、決してクラブハウスをまねるという意図はなかった。表現方法が多様化しなければツイッターの存在感が薄れていくという危機感があった」と応じる。

6月にはスマホアプリに大きな変更を加えた。従来はツイッターを開くと画面下部に4つのタブ(ホーム、検索、通知、ダイレクトメッセージ)が表示されていたが、一部のアプリユーザーを対象に、"5つめ"となるスペースのタブを試験的に増やした。ここには各ユーザーの好みに合ったスペースが表示される。「4つのタブが5つになっただけで大したことはないかもしれないが、われわれにとっては大きな意味を持つ」(笹本氏)。

■課金機能は「短期的な収益源」ではない

多くのフォロワーを抱えるクリエーターやジャーナリスト、専門家などの発信者がツイッター上で稼げる手段の提供もアメリカで試験開始した。

その1つが「Tip Jar(チップ・ジャー)」だ。対象となるアカウントには、プロフィール画面上のフォローボタンの横にお金のようなアイコンが表示される。フォロワーがこれを押すと、対応する決済サービスが表示され、支援したい金額を送金できる。スペース内でも送金が可能だ。

さらにフォロワーが特典を得られる有料フォロー機能「Super Follows(スーパーフォロー)」も登場。ユーザーが毎月一定額を支払えば、フォローしている発信者の限定コンテンツを受け取れたり、発信者とより密接に交流できるコミュニティーに参加できたりする。

こうした課金機能を通して、ツイッター側も一定の手数料を得る方針だ。ただ笹本氏は、「短期的な収益源として期待するものではない」とする。

「インフルエンサーがツイッターを活用するきっかけになり、彼らのファンをツイッターに連れてきてもらえれば、ユーザー数の増加につながる。例えばツイッター上ではKポップの話題が非常に多い。アーティスト側も世界規模のプロモーションに使ってくれており、機能が広がれば発信力も増す」(笹本氏)。あくまで広告収入増につながるユーザー数の拡大を目指す考えだ。

スーパーフォローなどの日本での展開については、「日本にも"投げ銭”文化がある。決済インフラが国によって異なるので検討の必要はあるが、相性は良いだろう」(笹本氏)とした。

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