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牛角創業者、鳥貴族も!「チキンレース」勃発の事情 コロナ禍で外食大手がフライドチキンに熱視線

東洋経済オンライン / 2021年7月24日 7時30分

コロナ影響の先行きが見通せない中、「bb.qオリーブチキンカフェ」や空揚げ専門店など居酒屋以外の業態をどれだけ早く拡大できるかが、ワタミの存亡を占うと言っても過言ではない。「bb.qオリーブチキンカフェ」は現在10店程度だが、「すでに約30の会社から(FC出店の)話が来ており、今期中には80店を出す準備に入っている」(渡邉美樹会長)という。

■「チキンレース」の行方に一抹の不安

「うまみ」も多いフライドチキン市場で、プレーヤー数は増加の一途をたどる。ただ外食業界では、成功事例を模倣した業態を他社が大量出店し、過当競争を繰り広げた結果、ブームが廃れるという悪循環が幾度となく繰り返されてきた。

昨年はバブルと言われるほど出店が急増した空揚げ専門店も、「からやま」(アークランドサービスHD)、「から好し」(すかいらーくHD)、「から揚げの天才」(ワタミ)、「からしげ」(木曽路)、「からあげの鉄人」(モンテローザ)などのプレーヤーが入り乱れている状況だ。

「少し前はタピオカ店の跡地が多かったが、足元では空揚げ専門店の居抜き物件も出てくるようになった」と、飲食店向けの物件を取り扱う不動産関係者は明かす。「いきなり!ステーキ」の運営会社は今年1月に「からあげくに」を出店後、わずか数ヶ月で撤退。市場は典型的なレッドオーシャンと化している。

フライドチキンも近い将来、勝者と敗者が決まるまで熾烈な闘いを繰り広げる「チキンレース」となることは、想像にかたくない。一過性のブームではなく消費者に日常食として定着させられるかが、市場の成長のカギを握る。

中尾 謙介:東洋経済 記者

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