1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

一歩前進「有楽町線延伸」、どんな場所を通るのか 地下鉄が実現してもバスとの兼ね合いが課題

東洋経済オンライン / 2021年7月31日 6時30分

東京メトロ有楽町線の豊洲駅。同駅から住吉駅までの延伸構想が建設へ向け一歩前進した(筆者撮影)

2021年7月15日に公表された、国の交通政策審議会答申「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等について」において、現在、東京メトロ有楽町線として開業済みの小竹向原―新木場間に続いて、豊洲で分岐し東陽町を経由して住吉までの区間が「早期の事業化を図るべき」と示された。

■豊洲―住吉間建設に向け一歩前進

豊洲―住吉間(以下、8号線)は1972年の都市交通審議会答申第15号で初めて位置づけられ、1982年には、当時の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)から免許申請もなされた路線だ。

しかし、2004年に営団地下鉄が民営化されて東京地下鉄(東京メトロ)となり、同社は副都心線を最後として新線建設を行わない方針としたため、整備主体が不在のまま、今日まで推移してきた。

有楽町線、半蔵門線は建設時から、この8号線の分岐、接続を考慮し、豊洲、住吉の両駅に8号線用の線路やホームが先んじて整備されている。地下鉄ならではのやり方だ。計画があるなら予め地下構造物を作っておかないと、後で作り直すとならば、工事の手間や費用が大きくふくらんでしまうためである。

豊洲は1988年の開業当時からホームは2面で、外側を通る有楽町線に対し、内側に8号線用の2本の線路が敷かれるスペースが用意されていた。後には線路が実際に敷かれ、有楽町線列車の発着や留置に使われていた時期もある。

現在では駅自体の利用客の急増により、上部に仮設の蓋をして2面のホームを一体化し、ラッシュ時の混雑緩和を図っている。すでにホームドアは設置されており、少々、異様な姿だ。新木場側のホーム端から見ると、内側2線の続きは、住吉のほうへ曲がったトンネルとなっているのがわかる。

一方、2003年開業の半蔵門線住吉駅は、敷地の関係から、渋谷方面行きホーム(地下3階)と押上方面行きホーム(地下4階)が上下に重なる構造である。どちらも、半蔵門線が発着する線路のホーム対面側に線路が敷かれ、柵でふさがれている。これが8号線用で、現在はやはり列車の留置に使われている。

■江東区の南北方向の交通は不便

今回の答申によって建設へ向けて一歩前進したことは確かだ。地元の江東区は、長年、区内の南北方向の軌道系交通機関の整備を訴え、促進してきた。50年来の悲願だ。では現在、都バスによって担われている豊洲―住吉間は、どのような状況なのか。実際にバスを乗り継ぎつつ沿線の様子を見て、開業するとどのような路線となるのかを想像してみた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング