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就活生は怒っている「企業に改善してほしい行動」 不合格の連絡なしや音声の調整不足に不満募る

東洋経済オンライン / 2021年9月2日 13時0分

就活生は企業の採用活動に対していろいろな不満を感じている(写真:IYO/PIXTA)

就活を経験した学生に「企業に改善してほしいこと」を問うてみた。「改善してほしいこと」は「不満を持ったこと」という意味でもある。

ここでは、学生が就活で不満をいだいた企業側の行動を紹介していきたい。内容はいずれも、2021年6月に実施した「楽天みん就」会員を対象にした「2022年卒就職活動動向調査」の回答結果だ。

内容はいくつかのパターンに分類される。昨年に引き続いてオンライン選考が多かったので、企業側のオンライン対応のまずさをあげる学生はかなり多い。学生を見下す面接担当者は相変わらず多く、質問内容も家族や恋人などのコンプライアンス違反があり、改善を求める意見もある。

「改善してほしいこと」は多様だが、最も多いのは「選考結果の連絡」だ。とくに不満があらわなのは「サイレント」だ。学生は本気で怒っている。学生には「時間を守れ」「約束は守れ」とマナーを要求するのに、学生に不合格の通知をしない企業は多い。

■「お祈りメール」すらない

新卒採用には独特の用語があり、「サイレント」もその1つだ。「お祈りメール」という言葉もある。

「お祈りメール」は10数年前に登場した言葉。不合格学生への通知メールの末尾にある「今後のご健闘をお祈り申し上げます」という文章から生まれた。通知を受けた学生は「祈られた」「お祈りされた」と就活口コミサイトに投稿し、「お祈りメール」という言葉が広まっていった。

それから何年か経った2010年代半ば近くになると、「お祈りメールを出すのも面倒」という企業が増えていき、「合格者のみにご連絡します」として、お祈りメールすら届かない学生は不合格かどうかがわからないことに戸惑い、不安になることが増えていった。「いつまでに」と連絡期限を切る企業もあるが、それすら開示しない企業もある。合格者が辞退した場合に備えて、合否を明らかにせず補欠候補者としてプールする意図の企業もある。

学生の投稿を見ると「選考結果をサイレントにすることはやめてほしい」(文系・上位私立大)、「サイレントお祈りはやめてほしい」(理系・上位国公立大)という表記になっており、サイレント、サイレント通知、サイレントお祈りという用語が併存していることがわかる。

理由を書いた投稿もある。選考を受けた学生は結果を待つ。朗報を期待して待つが、落ちたかもしれないという不安もある。待ち続けているうちに、「もしかするとサイレントされているのではないか」という疑念が膨らんでくる。期待が裏切られていることも知らずに待ち続ける惨めさ。つらいだろうと思う。

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