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値下げ!銀行「振込手数料」たたき売りの凄い攻防 メガバンクに加え、ネット銀行も続々と参戦

東洋経済オンライン / 2021年9月14日 12時0分

他行あての振込手数料引き下げ、いったいどこがお得でしょうか(写真:mits / PIXTA)

みずほ銀行でシステム障害のトラブルが相次いでいる。その騒ぎを見ていると、「メインバンク選びはくれぐれも慎重に」と思わざるをえない。

大手銀行各社で、ATM手数料は値上げになるし、優遇サービスは改定になるし、紙の通帳は有料になるし――と、大手とはつき合いにくくなる一方だが、珍しく値下げのニュースが聞こえてきた。10月以降に、他行あての振込手数料が引き下げになる件である。

三菱UFJ銀行は、現在の振込手数料から3万円未満は66円、3万円以上なら110円も引き下げる。たとえば、三菱UFJ銀行でATMから現金1万円を振り込むと手数料として440円かかるが、それが374円になる。さらにネットバンキングを使うと、現状の220円が154円だ。

同様に三井住友銀行は11月以降、3万円未満が55円、3万円以上が110円の下げに、みずほ銀行は3万円未満が60円、3万円以上が110円(みずほダイレクトは3万円未満が70円、3万円以上が120円)安くなる。

■ネット銀行は「後出し」が続々

主要メガバンクだけではない。ネット銀行も次々引き下げを表明している。ソニー銀行は現行の振込手数料220円を10月以降は110円に、GMOあおぞらネット銀行は157円(個人口座)を145円に引き下げると発表(後述)。他行も続々と引き下げを表明した。

ただし、ネット銀行は他行の様子を見て数字を動かすことが多く、実際、後出しじゃんけん派が有利になっている。

auじぶん銀行は8月19日付けのリリースで、パソコン・スマートフォンからの他行あて振込手数料を一律99円に改定するとぶち上げた(三菱UFJ銀行あてはもともと無料なので除く)。おお、100円を切ったか!と快哉を叫んだところ、勝負はそこからだ。

8月24日には住信SBIネット銀行が一律88円と、さらに11円低い数字を発表(いずれも10月1日より変更予定)。ところが早々に145円を発表したGMOあおぞらネット銀が「うちは業界最安値水準を目指すんです!」と宣言し、86円に再値下げしてきた(個人口座取引が対象)。書いている時点ではこれが最安………のはずが、新生銀行がプラチナステージに該当する利用者に限り、75円を打ち出した。まさに、叩き売り状態だ。今後も別の銀行が、この最安値競争に参加してくるかもしれない。

ここで、なぜ銀行がこぞって手数料引き下げに走っているかと言えば、銀行間決済のベースになる「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」の手数料が見直されることになったからだ。銀行間で送金し合う際の手数料は3万円未満117円、3万円以上162円と固定されたまま、40年間も見直しされてこなかった。各銀行はこの数字に自行分の手数料を上乗せして、これまで振込手数料を決めてきたわけだ。

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