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スバル「新型アウトバック」とレヴォーグの相違点 誕生した背景や歴史から2台の立ち位置を考察

東洋経済オンライン / 2021年9月18日 10時30分

2021年9月2日に日本仕様が正式公開され、先行予約が開始された新型「レガシィ アウトバック」。写真は、X-BREAK EX(写真:SUBARU)

アメリカでのスバル人気を支える「レガシィ アウトバック」が9月2日、日本へ正式導入されることが発表された。北米仕様は、エンジン排気量が2.5Lと2.4Lターボの2種類あるが、国内は昨年モデルチェンジをした「レヴォーグ」と同じ1.8Lのみだ。出力と燃費を両立する点で、国内での最適化を狙ったのだろう。

より小型で車両重量が100kg以上軽いレヴォーグとWLTCの燃費性能で、新型レガシィ アウトバックは0.6~0.7km/Lしか悪化していない。エンジンの動力性能は同じであり、スバルがリニアトロニックと呼ぶ無段変速機(CVT)の変速比も同じだが、最終減速比でうまく調整しているようだ。

国内仕様のレガシィ アウトバックは、最新のアイサイトXがグレードを問わず標準装備される。アイサイトXは、従来のステレオカメラに加えて4つのレーダーを追加し、周囲360度を監視することにより、交差点の右左折や見通しの悪い交差点での出合い頭の事故にも対応する。また3次元の高精度地図や、準天頂衛星「みちびき」とGPSを活用することにより、渋滞でのハンズフリーや高速道路での自動車線変更など、運転支援機能を前進させている。

■日本のニーズに合わせて国内で生産するアウトバック

エンジンやアイサイトXなど国内向け機能の充実という点で北米仕様と異なるため、日本仕様のアウトバックは群馬工場で生産される。販売好調のアメリカで先行発売したレガシィ アウトバックをただ日本へ輸入するのではなく、日本に最適な仕様で国内生産することから、スバルがアウトバックを再導入する意気込みが伝わってくる。

レガシィ アウトバックは、海外ではずっとその車名で通しているが、国内ではまず「グランドワゴン」の名称で「2代目レガシィ」の時代に「レガシィツーリングワゴン」の派生車種として生まれた。その後、「ランカスター」と車名を変更したあと、海外と同じアウトバックになった。レガシィは、その前の「レオーネ」の時代から、ステーションワゴンであるツーリングワゴンの人気が高かった。

ツーリングワゴン誕生は、商用の「レオーネバン」に採用された4輪駆動(4WD)の導入がきっかけとなる。雪国の電力会社の要請で、冬の送電線の点検などに際して山間での4輪駆動車の要望が高まったことに対処したものだ。

レオーネは、さらにさかのぼって「スバル1000」の時代から、国内では先駆的な前輪駆動車(FWD)を商品の特徴としてきた。それをもとに後輪駆動を追加し、4WD化した。その魅力をさらに広げたのが、ツーリングワゴンだ。そもそも雪国の山道で的確に走行できるようにするため採用した4WDだが、これを舗装路でも利用することで高速安定性が増したり、雨天での走行安定性が高まったりすることを活かし、ツーリングワゴンの商品企画が成立した。

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