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新型コロナの陰で着々と増え続ける「不調」の正体 放置すればあなたも「病気の戸口」に立つことに

東洋経済オンライン / 2021年9月19日 19時30分

終わりの見えないコロナ禍で自律神経に不調を来す人が増加している(写真:elise/PIXTA)

東京都ではすでに4回も発動された緊急事態宣言、次々に出てくる感染力が強い変異株の流行、予約が取りづらいワクチン接種、オリンピックが終わり心にスッと入り込んできた虚無感……。終わりの見えないコロナ禍によるストレスの蓄積で、心身に支障を来している人が少なくありません。

先行きの見えない不安とストレスから、心と体を健康的に保つために、私たちは何を知り、何をするべきなのでしょうか? 『結局、自律神経がすべて解決してくれる』を執筆した順天堂大学医学部教授の小林弘幸医師が解説します。

■終わりの見えないコロナ禍で増大する不安とストレス

昨年1月に日本国内初の感染例が発表され始まった、私たちと新型コロナウイルス(COVID-19)感染症との戦い。今年の9月で早くも1年8カ月となりました。

ウイルス感染症は、感染したことによって身に降りかかる症状への恐怖だけではなく、目に見えない敵との戦いであるからこそ、「自分も感染してしまうのではないか」「知らない間に感染し、誰かにうつしてしまうのではないか」という、不安との戦いでもあります。

そして誰にも予想のできなかった長期戦となったことで、不安がストレスを増大させ、また、自粛を基本とした感染症対策も相まって、実際に外来診療で呼吸の苦しさを訴える患者さんが残念なことにとても増えています。

しかし、念のため熱を測ると平熱で、酸素飽和度も正常値。感染症への恐怖、仕事や経済的な不安、人と交流できない孤独などで体が異変を来しているのです。

この異変を来している原因が、「自律神経」と呼ばれる、私たちにとって非常に大切な神経の不調なのです。

自律神経とは、端的に言えば、あなたの体を自動でちょうどいい感じにしてくれる神経です。自動ですから、普段私たちは意識することはありません。だからこそ自律神経に不具合が生じた場合、気づきにくいとも言えるでしょう。

また、自律神経は変化にとても敏感です。本当にちょっとしたことで簡単にそのバランスは乱れます。

さらに、加齢によって自律神経の力が落ちることもわかっており、男性は30代、女性は40代がそのタイミングです。まさに私も30代で自律神経の不調に悩まされています。

ですが近年、自律神経の力が発展途上の小中学生、高校生などの若い世代で自律神経のバランスを崩す症例が増えています。

起立性調節障害(OD)と呼ばれるものです。

代表的な症状としては、朝起きられない、ひどくめまいがする、頭痛や腹痛がする、心拍数があがる、などが挙げられます。

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