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「相談されたい男」40代の彼が今も独身でいる理由 彼女と6年間付き合っても消えなかった不安

東洋経済オンライン / 2021年10月2日 20時30分

時々喧嘩をしながらも、由利さんとの付き合いは6年にも及んだ。付き合って5年目には由利さんは正式に離婚。吉村さんも6年間の間に何度かプロポーズをしている。

「彼女が離婚する前から、夫と別れて一緒になろうって定期的に言ってました。彼女の子どもと一緒に暮らす覚悟はあったし、子どもが小学校から中学校など、進級するタイミングでも何度か言いました。でも、毎回子どもの存在を盾に断られちゃうんです。ついに彼女が離婚したときは、やっとこれで堂々と付き合える……!と思ったのもつかの間、今度は中古マンションを買ったからそれどころではないと。一部お金の援助もすると申し出ましたが、そういった関係じゃないと断られて」

プロポーズを断れ続けても、2人の付き合いは継続した。しかし、最終的に別れを告げたのは、吉村さんからだった。

「彼女の子どもが消防学校に入ったんです。そのときにも彼女にプロポーズしましたが、子どもの学校がとてもハードだから、いつ帰ってきてもいいように家を空けておきたいと言われて。あれ、もう子どもは大人だよね?ってさすがに違和感があったし、もう待つのも無理。限界だと。最後は自分から別れを告げました」

結局、6年間由利さんと付き合ったものの、つねに不安と隣り合わせだったと吉村さんは言う。

「なんて言うかな……、今思えば、誰と付き合ってもいつも不安でした。ここまで話したから言っちゃうと、僕の承認欲求が満たされるのは、相手が体を許してくれる瞬間だけなんです。その瞬間だけ、すべて僕に身も心も委ねてくれる。そんな安心感で満たされるんです」

由利さんとの恋愛を振り返ると、「承認欲求が強すぎたし、一途すぎた。それに、相手を待ちすぎました。プロポーズを断られても、いつまで待つとか期限を決めておけばよかったと思います。結果的にダラダラと付き合って、歳月だけ経ってしまいました」。

■結婚に至るかどうかは、タイミングとバランス

今後について聞くと、結婚願望はあると語る。

「相手が20代30代はさすがにファンタジーだろうし。おじさん好きの人もいるだろうけど、自分にそれに見合う収入がないとね。結婚紹介所も考えますが、自分の年齢を考えると絶望的でしょうね。でも、やらないよりは動いたほうがいいし、ダメならダメで諦めがつくかもしれない。タイプ的には今まで仕事ばかりやってきたようなバリキャリの女性で、気づいたらこんな歳になっちゃった人。結局僕は、手のひらで転がされているような環境が心地よいんだと思います」

結局のところ、結婚に至るかどうかは、タイミングとバランスなのかもしれない。彼女だけにひたすらぞっこんの吉村さんと、あくまで子どもが第一の彼女。支えあえる関係ではあったのだろうが、ぴったりとまではかみ合うことがなかった。そんなケースなのかもしれない。

過去を振り返りながら自己分析をし、今後の未来に向けて語る吉村さん。過去は変えられないが、過去の景色や生かし方は変えられるかもしれない。そう思いながら吉村さんの幸せを願った。

松永 怜:ライター

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