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「アンダーアーマー」のマスクが異彩を放つ理由 昨年の先行販売では3万枚が1時間で完売した

東洋経済オンライン / 2021年10月3日 15時0分

アンダーアーマーのマスク爆売れの背景を取材しました。アメフト、ボブスレーの二刀流アスリート・栗原嵩選手も使用(写真:アンダーアーマー提供)

コロナ禍以降で大きく変化した生活様式のひとつは、外出時のマスク着用だろう。街を歩いていても、マスクをしていない人はほとんど見かけない。マスク着用の常態化に伴い、家庭用マスク市場は当然のことながら急拡大を見せた。

富士経済が2020年11月に発表した調査では、2020年の家庭用マスク市場は、販売金額が5020億円にものぼると予想された。2019年の415億円から、実に12.1倍にも市場が膨れ上がったのだ。

急激なマスク需要の増加によって異業種が続々と新規参入し、市場にはさまざまなマスクが出回るようになった。最近は、デザイン性やファッション性に優れるものも多い。

そんな群雄割拠とも言えるマスク市場において、“スポーツマスク”として異彩を放つ商品がある。アンダーアーマーが開発した「UAスポーツマスク」だ。

日本では、アンダーアーマーの総代理店であるドームによって2020年6月に先行販売を開始。その後、右肩上がりに販売数を伸ばし、大ヒットを記録している。

全国のスポーツ専門店のスタッフが選ぶ「日本スポーツ用品大賞2020」では、「最も売れた商品」「最も革新的だった商品」の2部門で大賞を受賞した。

■昨年9月に累計販売数50万枚を突破

「あくまでスポーツをするときのマスクとしてつくられている。そこが他社との差別化要因になっています」と話すのは、ドームのブランドマーケティング部・松坂恭平部長。大手スポーツメーカーが続々とスポーツマスクの販売を開始するなか、「アンダーアーマーはスポーツマスク市場の第一人者」として市場を牽引している。

UAスポーツマスクの特徴は、独自設計の3層構造だ。マスクの外側には撥水加工を施した生地を使用し、雨や汗などの水分を弾く。

中間層には空気のみを通す立体構造を採用することで、通気性を確保しつつ、湿気や汗の通過を抑制。肌に触れる内側の裏地には冷感素材を使用し、着用時の涼しさを持続させる。速乾性にも優れており、手洗いをすることで繰り返し使用できる。

商品開発のきっかけは、世界中を震撼させた“未知のウイルス”への対策だ。2020年3月、アンダーアーマーは新型コロナウイルス感染症と戦う医療従事者用のマスクを開発し、現地の医療機関や民間団体に配布。その後、「コロナ禍でアスリートも困っているという声があった」(松坂氏)ため、医療従事者用のマスク開発で培った経験と技術を生かして、UAスポーツマスクがつくられた。

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