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よく響くいい声が出せる「のど・口・鼻」の使い方 単なる「大きな声」と「よく響く声」は別物だ

東洋経済オンライン / 2021年10月9日 17時0分

「大きな声」と「響く声」は似ているようで違うんです。いい声とは何でしょうか?(写真:YUJI/PIXTA)

「声が小さくてよく聞き返される」「妙に高くてキンキンしている」「かすれている」など、声にコンプレックスや悩みを抱えている人は意外と多いのではないでしょうか。

ですが、長年にわたり声の研究を続けてきた村松由美子さんは、“本来の自分の声を取り戻す”ことでそれらのコンプレックスを解消できるといいます。

本稿では、村松さんの著書『話し方に自信がもてる声の磨き方』より、一部を抜粋・編集しお届けします。

■「大きな声」と「響く声」は別物

声は空気の振動、バイブレーションです。

よく響く豊かな声というのは、呼吸によって空気をよく震わせるための強いエネルギーがあるということです。

「大きな声」と「響く声」は別物です。

小さな声でも、豊かな呼吸が生み出す「響き」があれば、声は空気を振動させ、届かせたい人のところまでしっかり届きます。声を届けたいのなら、大きな声を出そうとするのではなく、響かせればいいのです。

たとえば、弦楽器を思い浮かべてみてください。

弦の振動を楽器全体に響かせることで、遠くまで届く、深く美しい音色を出すことができますよね。ですが、ミュート(消音器)を使って弦の振動が楽器全体に伝わらないようにすると、音が出にくくなり、小さくなって遠くまで届かなくなります。

これと同じで、声のバイブレーションを起こすためには、全身を使って声を響かせる必要があるのです。

このようによく響くいい声を誰もが持っています。それが「本来の声」。
というのも、リラックスしたあおむけの状態の赤ちゃんには体に無駄な力みがなく、横隔膜にも負担がかからないので、よく響くクリアでストレートな声が出せるのです。

この生まれたときの本来の声を取り戻せばいいのです。

そもそも、声は声帯だけで出すわけではありません。

ごく簡単に説明すると、私たちは次の4段階で声を発しています。

① 「腹筋」で「横隔膜」を動かすことで、「肺」を圧して息を吐く
② 吐く息で「声帯」を振動させる
③ 声帯の振動が、「喉・口・鼻の空間」に響いて声になる
④ 声に「舌・唇・歯」などで変化を加えて言葉にする

「発声」というと、声帯や喉ばかりを気にする方が多いのですが、実は上記の器官はすべて使っているのです。

さらに、発声に関係しているのは、ここに挙げた部位だけではありません。

たとえば、目の周りの表情筋も、発声の元になる呼吸と密接につながっています。表情筋と肺の下にある横隔膜がつながっているからです。表情を変えるだけで呼吸の深さも変わり、出る声がまったく違ってきます。

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