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最もまともな「バラマキ」を掲げる政党はどこか 「バラマキ政策」は必ずしも悪いとは言えない

東洋経済オンライン / 2021年10月23日 8時0分

次に、ベーシックインカム的という意味では「○○万円現金を給付する」という政策は、給付金が一律であることと、お金の使いみちに政府が介入しないことについて「ベーシックインカム的」なのだが、一時だけの給付では受益者の安心につながりにくいし、再分配の仕組みとしての持続性が乏しい。こうした一時的な給付金を選挙公約にすると、有権者が「選挙のたびに給付金をねだる」ように悪く習慣づけされるリスクがある。

一方、消費税率の引き下げ(や廃止)には、消費税の徴収を減らすことによる財政赤字供給拡大効果(現状では好ましい効果だ)と消費税の逆進性(低所得者のほうが所得に占める消費の割合が大きいから)を縮小する効果がある。

消費税率の引き下げ案はすべて野党側からだ。各党の提案には、「条件付きで有期の5%への引き下げ」「無期限の5%への引き下げ」「消費税廃止」といった温度差があるが、一応、消費税率を引き下げるという点で「政策の一致」を作ったのだろう。

税率引き下げを「期限付き」とした場合、税率変更の時期に対応した、消費者の買い控えや、集中的な買い物などの消費の歪みを誘発する可能性があるし、「多く消費するお金持ちは、多く消費税を払っている人」なのだから、マクロ経済的なプラス効果があるとしても、富の再分配の改善効果はたぶんそれほど大きくない。

それにしても、「数十兆円規模」とだけ言って、具体的な政策を提示しない自民党は心配だ。岸田文雄首相はたぶん、政策の中身がないままに、首相の座を射止めてしまったのだろう。自民党案に関しては、具体的なバラマキ案がないので赤ペンで添削・減点する手間はないが、白紙の答案が最低点であることは論を待たない。

(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)

10月24日は、3歳クラシック最後の1冠である菊花賞(G1)が行われる。距離は3000メートルなのだが、例年の京都競馬場ではなく、阪神競馬場で行われる。

長距離戦の名勝負が起こりやすい阪神大賞典と同条件で、内回りのコーナーが6回あり、直線の急坂を2回通るタフなコース設定だ。

■菊花賞本命はレッドジェネシス、オーソクレースも期待

レッドジェネシス(3枠5番)を本命としたい。ディープインパクト産駒の本馬は、前走の神戸新聞杯(G2)では不良馬場でバゴ産駒(重馬場得意の傾向あり)のステラヴェローチェに惜敗しているが、良馬場なら逆転できるのではないか。

2番手は、そのステラヴェローチェ(7枠14番)だ。春の実績上位で安定感がある。

3番手には、オーソクレース(8枠18番)を採る。完成は来年以降だろうが、長距離適性がありそうだ。実は、本馬には会員制のクラブで友人がこの馬に1口出資しているので、この馬が勝ってくれるのがいちばんうれしいのだが、春シーズンを全休した経験不足もあることに加え、大外枠の不利もあるので、「予想」の評価は3番手だ。クリストフ・ルメール騎手が何とかしてくれないものか。

以下、内枠を引いて先行脚質が有利に働きそうなタイトルホルダー(2枠3番)、目下乗れている(ように筆者には見える)福永祐一騎手が鞍上のディヴァインラヴ(6枠11番)、前2走がスムーズでなかったがディープインパクト産駒の底力が不気味なディープモンスター(4枠7番)を押さえたい。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

山崎 元:経済評論家

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