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在宅で働く人が知らないと損する労務管理のツボ 中抜け時間、電気代負担、人事評価はどう扱う?

東洋経済オンライン / 2021年10月26日 14時0分

くしくもコロナ禍で急速に広がったテレワーク。労務管理の重要なポイントとは?(漫画:ヒカノ光、©ソシム)

2019年より働き方改革関連の法改正がはじまり、ここ数年で働き方に関するルールは大きく変わりました。多様な働き方に応じた労務管理が求められる中、法制度について理解されていないケースも多く、無自覚に法律違反をしている会社や、気づかずに不当な労働条件で働いている社員も存在します。

ルールがわかると会社も社員も幸せになるのが労務管理。主人公で新入社員の安田美咲が、労務管理を得意とする社会保険労務士の漆原香奈恵氏(かなえ先生)と佐藤麻衣子氏(まいこ先生)に労務管理のポイントについて、漫画を交えて聞くスタイルでまとめた新刊『人事労務・総務担当者の人へ 労務管理の基本的なところ全部教えちゃいます』より、経営者と会社員が知っておきたいテレワークの労務管理のポイントをわかりやすくお伝えします。

■法令を守りながら働きやすい環境をつくる

テレワークの労務管理3つのポイント
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1.仕事を抜けて歯医者に行ってもいい?
2.テレワークの電気代は社員が負担するの?
3.出社=仕事じゃない!テレワークでの適切な評価とは?
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■「中抜け時間」をどう扱うか

1.仕事を抜けて歯医者に行ってもいい?

安田美咲(以下、安田):うちの会社も、遅ればせながらテレワークが導入されることになりました!せっかくテレワークになるなら、勤務時間も自由にできたほうがいいですよね。たとえば仕事の合間に歯医者に行くのはありですか?

佐藤麻衣子(以下、まいこ先生):勤務中に仕事から離れる時間を「中抜け時間」というわ。法令上、会社としては把握して対応するもよし、把握せずに労働時間として取り扱ってもいいとされているの。とはいえ、基本的には働いていない時間には給与を払わないという「ノーワークノーペイ」の考え方に基づいてルールを決める会社が多いと思う。

具体的には「休憩時間として取り扱って、その分終業時刻を繰り下げる」「時間単位の年次有給休暇として取り扱う」といった対応が想定されるわ。

安田:会社によって取り扱いが違うのか。中抜け時間の取り扱いなど会社ごとのルールはどこで確認できるのですか?

まいこ先生:就業時間に関する取り扱いは基本的に就業規則に記載されているわ。就業規則は働く上での会社のルールが記載された書面で、10名以上の会社であれば作成と届出の義務があるの。「周知」といって、職場の見やすい場所に備えつけたり、書面で交付したり、社内のイントラネットなどに掲示していつでも見られるようにしておく必要があるから確認してみて。テレワーク時の中抜け時間については別途テレワーク規程に定められていることもあるから別規定があればあわせてチェックしてみてね。

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