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カローラクロス対キックス、ハイブリッドSUV比較 トヨタSUVランナップ拡充、日産は対抗できるか

東洋経済オンライン / 2021年10月26日 9時30分

トヨタ「カローラクロス」と日産「キックス」(写真:トヨタ自動車/日産自動車)

新型「カローラクロス」は、トヨタのSUVラインナップ中でも、コンパクトサイズの「ヤリスクロス」よりやや大きく、中級サイズの「ハリアー」よりも少し小さい。室内が狭すぎず、車体が大きすぎない、ちょうどいいサイズ感が人気だ。

同様のクロスオーバーSUVでいえば、例えば日産の「キックス」も競合車種のひとつだ。車格的には、どちらかと言えばヤリスクロスのサイズに近いが、価格帯やおおまかなパッケージなどを考えると、十分にユーザーの比較対象になる。

そこで、ここでは、さまざまな角度で両車の特徴や性能などを比べてみることで、それぞれの商品性の違いや、どのようなユーザーに向いているのかなどを検証してみる。

■2台の基本情報やグレード構成

カローラクロスは、トヨタのロングセラー「カローラ」シリーズ初のSUVモデルだ。2020年7月のタイを皮切りに、台湾や北米など海外で先行発売。日本では、外観などを変更した国内仕様の販売が2021年9月14日に開始された。

外観は、前後フェンダー部を張り出させたワイド感あるボディラインなどの採用で、SUVらしいダイナミックなフォルムに仕上げている。また、ほかのカローラシリーズと同様、フロントバンパー下部に大型グリルを装備するトヨタ独特の「キーンルック」を採用。フロントのエンブレムも海外仕様が「トヨタ」マークなのに対し、国内仕様はカローラの象徴である「C」マークとすることで、歴史と信頼性あるシリーズに属するモデルであることを主張する。

ラインナップには、1.8Lガソリン車と同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車を設定する。駆動方式は、ハイブリッド車が2WD(FF)と4WD、ガソリン車は2WDのみだ。グレード体系には、ハイブリッド車が2WD・4WDともに3グレード(G、S、Z)、ガソリン車には、それらにエントリーグレード(G“X”)を含めた全4グレードを用意する。

一方のキックスは、2020年6月30日(発表は2020年6月24日)に10年ぶりのブランニューモデルとして発売された。ラインナップは、1.2Lガソリンエンジンで発電し、駆動用モーターで走行するハイブリッドシステム「e-POWER」搭載車のみ。従来から「ノート」や「セレナ」に採用され高い評価を受けたe-POWERは、グローバル市場における市販車の電動化を推進する日産が、BEVと並び中核に据える電動化技術だ。

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