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日本人が「世界一、仕事が苦痛」と感じる根本理由 「会社、仕事が嫌いな会社員」が多い、深すぎる訳

東洋経済オンライン / 2021年10月27日 9時0分

「『楽しく』なければ、仕事じゃない」ではなく、「『楽しくなく』なければ、仕事じゃない」そんな修行僧のメンタリティーが日本人にはあるのでしょうか。実際、こうした「忍苦に堪える日本の会社員」のイメージは国内外によく知られています。

■「仕事満足度」が世界最低の日本

国際機関「世界経済フォーラム」の記事には、「日本人会社員の不幸度(を示す結果)は、国際的な職場調査のもはや定番のようなもの」と書かれています。確かに、あらゆる国際調査で「世界一不安で、不満で、不幸な日本人労働者」の実態が浮かび上がっています。

例えば、2019年12月に発表された、ワークライフバランスなどに関するランスタッド社の国際調査によると、日本人の「仕事満足度」は世界最低でした。

「満足している」の割合はトップのインドが89%に対し、日本人は42 %。アメリカ(78%)、中国(74%)、イギリス(74%)、ドイツ(71%)と比べても非常に低く、「不満足」という人の割合は21%と、インド(3%)、アメリカ(6%)などと比べても断トツに高い水準でした。

これだけ不幸ではあるものの、「仕事を変えたい」という意欲は低く、「仕事を変えようと探している」人の割合は5%。仕事満足度の高いインドが27%という高水準であったことを鑑みると、「満足しなければ、どんどんと仕事を変えていく」スタイルであるがゆえに、満足度が高いという結果に結びついていることがうかがえます。

2016年に発表された、社員のwellbeing(幸福度)を図る国際調査「エデンレッドイプソスバロメータ」でも、日本人会社員の「不幸度」が際立っています。この調査は全世界1万4000人、15カ国を対象に行われ、「10の質問」によって「幸福度」を評価しました。

こちらの調査でも、インドは88%と断トツで、続いてメキシコ(81%)、アメリカ(77%)と続きました。日本は14位のイタリア(63%)をはるかに下回る、44%とぶっちぎりで最下位を確保しています。

10の質問は、「(職場)環境」「(周囲からの)承認」「(個人の)感情」の3つの分野に分かれていましたが、日本の場合、「仕事で何が求められているのかははっきりしている」「同僚などにサポートを期待できる」といった「環境」分野の質問ではスコアが高かった一方で、「毎朝、会社に来るのが楽しみだ」「会社での自分の将来に自信がある」など「感情」分野の質問に対するスコアが非常に低いのが特徴的でした。

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