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高学歴な人だけが成功すると思う人の大きな誤解 「平均」から外れたところで才能は開花する

東洋経済オンライン / 2021年11月3日 16時30分

一般的な成功パターンが私たちと社会にもたらす弊害とは(写真:jessie/PIXTA)

「もういい歳だから」「高学歴でも有名企業勤めでもないから」。

そんな諦めの気持ちを自分や周りに対して思ったことがある人は少なくないでしょう。しかし、年齢や学歴といった世の中の「当たり前」に縛られるあまり、見逃してしまっているもの――自身の昇進・転職・挑戦のチャンス、愛する子どもが本当に好きで夢中になれるもの、とてつもないポテンシャルを持った採用候補者や投資先――も実は無数にあるかもしれません。

この社会システムの弊害と乗り越え方について、韓国で20万部を超えるベストセラー『SIGNAL 10億分の1の自分の才能を見つけ出す方法』より、一部抜粋・編集してお届けします。

■平均に本質はない

統計学と未来予測のスペシャリスト、ネイト・シルバーをご存じでしょうか。2008年のアメリカ大統領選では、オバマがどのように勝つのか具体的な数値まで正確に予測し、上院選では当選者35名全員を的中させた人物です。30歳で、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれています。いったい、彼はどのように未来を予測しているのでしょうか?

シルバーはこんなことを言っています。

「平均的な高校に行って、生徒たちを観察してみてほしい。この中で将来誰が医者になり、弁護士になり、起業家になるのか。あるいは食べるのにも困るような生活を送るのは誰か予測するとしよう。おそらくあなたは成績表やSAT(大学進学適性試験)の結果を見るだろうし、友人の数なども見て判断しようとするだろう。けれど結局のところ、かなりの部分を“勘に頼る”ことになる」

つまり、学歴やテストの結果、友人の数などの「わかりやすい指標」を基準にすることは、正しい予測にはつながらず、むしろ誤りを生むもとになるとシルバーは指摘しています。

統計を取れば「才能の傾向」はあるものの、あくまでも傾向にすぎません。統計から外れたケースにも、数多くの成功者がいます。たとえば、19世紀に活躍した物理学者・化学者であるマイケル・ファラデーは「平均から外れたパターン」の典型といえるでしょう。極貧家庭に生まれたファラデーは、学校教育を受けることもままならず、足し算や引き算といった基礎的な算数くらいしかできませんでした。学問の世界に初めて触れたのは20歳になってからで、近代化学の入門書に感銘を受けたといいます。

まわりからは「冗談」にしか思えない存在だったに違いありません。しかし彼はその後、30歳で電磁気回転の原理を発見し、40歳で電磁誘導の現象を発見します。そして、磁気光学効果や反磁性を発見したのは54歳のときでした。これらの発見を通じ、50代も後半になってからようやく自身が提唱していた「力の場(Field of force)」について理論的に説明できるようになったのです。ファラデーの心の支えは、自己啓発書だったそうです。彼は学校に行けない代わりに、熱心に自己啓発書を読みふけり、そのモチベーションを保っていたのでした。

■「負けた」というノイズを取り払え

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