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日本人が知らない「バクラヴァ」銀座に登場した訳 従来菓子にない斬新さ「中東菓子」の魅力とは

東洋経済オンライン / 2021年11月11日 10時30分

ピスタチオ人気の延長で、中東菓子への関心が少しずつ高まっている。写真は11月10日から松屋銀座店で期間限定販売しているトルコのブランド「ナーディル・ギュル」のバクラヴァ(写真:編集部撮影)

韓国発のトゥンカロン、台湾発タピオカティー、イタリア発のマリトッツォ……スイーツの世界では目まぐるしく流行が入れ替わるが、ここへきて注目を浴びそうなのが、薄いパイ生地を何層にも重ね、中にナッツを挟んだ「バクラヴァ」に代表される中東菓子だ。

11月10日には松屋銀座店に期間限定で「バクラヴァの王様」と呼ばれるトルコのブランド「Nadir Gullu(ナーディル・ギュル)」が出店し、朝から行列ができるほど話題に。東京周辺で目立ってきているトルコ料理などの中東系レストランでも、バクラヴァを提供しているところがあり、身近なところで味わえる機会も増えつつある。

中東菓子に、にわかに注目が集まる背景の1つには、日本でも近年人気が高まっている"ナッツの女王"ピスタチオの存在がある。中東のトルコやイランなどで栽培されているピスタチオは、現地で食べられているバクラヴァやクナーフェなどには欠かせない材料。日本ではまだメジャーとは言えない中東菓子だが、その魅力はどこにあるのだろうか。

■中東には「甘党」が多い

イスラム教徒が多い中東では、飲酒がタブーというのが一般的。飲酒の文化が発達しなかった代わりに、男性でも甘党の人が多く、中東の街中で目立つのがバクラヴァなどを扱うお菓子のお店だ。中東のお菓子は、宗教的な祝祭日を家族や友人らで集まって過ごすことの多い中東の人たちの生活に欠かせないものでもある。

そもそも、日本では聞き慣れないバクラヴァとはいったいどんなものなのだろうか。

一般的なバクラヴァの材料は、小麦に砂糖、バターのほか、ピスタチオやクルミ、松の実、カシューナッツなどのナッツ類と非常にシンプル。強い甘味にナッツや生地のサクサクとした食感が楽しめる濃厚な味わいだ。

お菓子の本場であるヨーロッパのものとは異なり、豪快な甘さとバターのリッチな味わいが特徴的。大量に食べるものではなく、チャイと呼ばれる紅茶や粉ごと煮込んだ中東のコーヒーと一緒に、小ぶりなバクラヴァを数個味わって食べるのが一般的である。

中東では、ヨーロッパから入ってきた生クリームを使ったケーキもあるが、冷蔵庫がなかった時代から食べられてきて、今なお愛されている。澄ましバターや砂糖が多く使われることから、ある程度の長期保存もでき、工芸品のように箱に入れられて売られていることも多い。

発祥は不明だが、版図を広げたオスマン帝国時代にその支配地域へと広がり、中東以外にもギリシャやアゼルバイジャン、アラブ系移民が移り住んだヨーロッパでも一般的に見られるようになっている。実は、ヨーロッパやアメリカでは、日本に先駆けてちょっとしたブームになっている。

■大量のバターと砂糖で魅惑の味に

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