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千葉・鴨川に出現、22階建て「終の住みか」の全貌 三井不動産が開発、都内から居住者が続々

東洋経済オンライン / 2021年11月16日 10時0分

南房総の老人ホームに、都内からの入居者が相次いでいる(三井不動産レジデンシャル提供)

東京駅から特急で約2時間。海水浴場や水族館を抱える南房総のリゾート地、千葉県鴨川市を訪れると、丘陵に地上22階建てのタワーマンションが現れる。

周囲には戸建てや低層のビルがほとんどの中、トライスター型(Y字)建築物が異彩を放つ。その正体はホテルでもリゾートマンションでもない。三井不動産レジデンシャル(以下、三井不レジ)が開発した介護付き有料老人ホーム「パークウェルステイト鴨川」だ。

同社シニアレジデンス事業部の鳥羽茂室長は「まだまだ元気で介護は必要ないが、新しいことを始めたい人向けの施設」と解説する。入居条件は満60歳以上かつ、自分自身で身の回りのことができる程度の健康状態であることだ。

■健康なうちに入居する

老人ホームには「自立型」と「要介護型」の2種類があり、鴨川は前者にあたる。介護施設に入所する段階ではないものの、将来を見据えて介護や医療体制が整った住環境を求めるシニアを念頭に置いている。

首都圏など都市部を主要営業エリアとする三井不レジが房総半島の南端に老人ホームを建てた背景には、近隣に立つ「亀田総合病院」(以下、亀田病院)との関係がある。

「CCRCを作りたい」。ある日、亀田病院の担当者が三井不レジにこう持ちかけたという。

CCRCとは「Continuing Care Retirement Community」の略。健康時に入居し、医療や介護サービスを受けながら生涯にわたって住み続けられる生活共同体を指す。元気なうちは趣味や娯楽、住民との交流に興じつつ、いざとなれば介護や医療措置を同じ地域で受ける。前段階にあたる健康時の生活や娯楽施設を三井不レジが開発し、その後の医療は亀田病院が担うという流れだ。

パークウェルステイト鴨川の開発地は元々、総合病院や特別養護老人ホームなどを展開する亀田グループが所有しており、かつては空港向けの採石場として利用されていた。採石が一段落した後は遊休地となっていたことから、亀田グループが三井不レジに老人ホームの開発を打診し、プロジェクトが始動した。

パークウェルステイト鴨川は総戸数473戸中、64戸は専用設備や24時間の見守りサービスが付いた介護居室となっている。施設内には亀田グループが診療所を開設し、入居者の健康状態を観察。介護が必要になった場合は一般居室から介護居室へ移り、さらに治療や入院が必要になれば近隣の亀田病院に移る。

自立型老人ホームの中には、介護や医療が必要になると退去せざるをえない施設もある。これに対し、パークウェルステイト鴨川では、入居者は要支援や要介護状態となっても、原則同じ施設にとどまることができるため、鴨川が文字通り「終の住みか」となる。

■高級仕様に仕立て上げる

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