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「人相が悪い」オミクロン株はどれだけ脅威なのか 日本にも上陸の変異株を「正しく恐れる」には

東洋経済オンライン / 2021年12月2日 16時30分

日本でも見つかったオミクロン株、正しく恐れるには?(写真 © 2021 Bloomberg Finance LP)

11月24日、南アフリカから新型コロナウイルスの新たな変異株がWHO(世界保健機関)に報告された。WHOは26日、この変異株を「オミクロン」と名付けた。

オミクロン株は、南アフリカの主要都市、ヨハネスブルクやプレトリアなどがあるハウテン州で相次いで見つかった。この州で最近採取された77個の検体を調べたところ、そのすべてがオミクロン株だったという。

新型コロナの変異は、日本に第5波をもたらしたデルタ株のほか、ミュー株やラムダ株など、これまでにもいくつか見つかっている。だが、その多くは地域的な小流行はあったものの、世界的なパンデミックには至っていない。それに対し、今回のオミクロン株は、南アフリカで77例、ボツワナで4例、香港で2例、イスラエルで1例、ベルギーで1例など、世界各国で次々と確認されている。日本でも11月30日に国内1例目が、翌日には2例目が確認された。

オミクロン株に関して、日々、さまざまな情報が流れているが、WHOは感染状況については疫学調査を進めているとし、また重症度に関しても、それを把握するには数日から数週間かかるとHP上で述べている。

そこで、『新型コロナ 7つの謎』などの著者で免疫学者の宮坂昌之さん(大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授)に、オミクロン株についていま(12月2日現在)“わかっていること・わかっていないこと”や問題点について、話を聞いた。

■オミクロン株は「変異が多い」

まずオミクロン株について、宮坂さんは「変異の多さに驚いている」と言う。

「コロナウイルスの表面についている突起状のスパイクタンパク質は、感染に必要な部分ですが、オミクロン株ではスパイクタンパク質の上に30カ所の変異が見つかっています。しかも30カ所ある変異のうちの20カ所は、ウイルスがヒトの細胞に直接くっつく部分であるRBD(レセプター結合ドメイン)領域に集中して存在しています」

これによって、これまでのコロナよりもヒトの細胞にくっつきやすくなった可能性があるという。もちろん、その逆も考えられるわけで、宮坂さんによると、その確率は五分五分とのことだ。

問題は、今回、オミクロン株で生じたRBD領域の変異のうちの4カ所は、“細胞に侵入しやすくする変異”である可能性があることだ。これはゆゆしき状況である。

それでも“本当に感染性が高まっているかどうか”は、培養細胞を用いて感染力を検証しなければわからない。さらに、今後の各国での感染状況やワクチン効果が明らかになってくれば、より詳細な像が見えてくるはずという。

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