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日本人が知らない「冬こそお尻ケア」が大切な訳  「お酒」と「痔」にはとても深い関係がある

東洋経済オンライン / 2021年12月31日 19時0分

お尻のためには、座りっぱなしは厳禁(写真:yamasan/PIXTA)

寒くて乾燥する冬は、実はお尻にとって過酷な時期です。『痛み・かゆみ・便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい』の著者であり、皮膚科医・肛門科医の佐々木みのり氏が、冬に起こりやすいお尻のトラブルについて解説します。

冷えは万病のもとです。昔から言われていることですが、冷えはお尻にも、痔にも悪影響を及ぼします。

身体が冷えることで、痔核内(肛門がうっ血して腫れている内側)に血栓ができて、いぼ痔が腫れたり、痔ではない人にもできる「血栓性外痔核」(肛門の外にできる痔のようなもの)という病気が引き起こされる場合が多々あります。

そのため、夏から秋、秋から冬といった季節の変わり目には、いぼ痔が悪化したり、血栓性外痔核ができる人が増えるのです。

身体を温めるためには、湯船に浸かったり、湯たんぽやカイロをお腹に当てたり、温かい飲み物や食べ物を摂ったりすることがオススメです。足元からの冷えが原因で痔が悪化した方をたくさん見ていますので、お腹だけでなく、足元も温めるようにしましょう。足裏にカイロを貼ると下半身がポカポカになります。

ただし、お尻を温めると痛みが楽になるという痔が多いのですが、痔瘻だけは逆です。化膿しているため、温めると悪化することが多いので注意してください。

■お酒と痔の「深い関係」

冬といえば、忘年会、年越し、お正月などイベントが盛りだくさんの季節です。そのため飲酒する機会も増えますが、お酒と痔にはとても深い関係があります。

お酒を飲むと軟便・下痢便になりやすく、毎日飲酒している方は「形のある便を見たことがない」と言われるほど……。当然、痔瘻になるリスクが高まります。

実際、痔瘻の方の飲酒率は高く、禁酒することで形のある便が出るようになり、痔瘻の症状が改善することも日常診療で多く経験しています。下痢がち、軟便気味の方にも、禁酒はオススメです。

また、いぼ痔の方も注意が必要です。お酒を飲むと身体が熱くなったり、顔が赤くなったりするので血流が良くなると錯覚しがちですが、これは毛細血管が拡張することで生じる症状です。毛細血管が拡張するだけならいいのですが破綻することがあり、そうすると出血しやすくなるので、飲んだ翌日に便器が真っ赤になるくらい出血するという、いぼ痔の方も多くいます。

いぼ痔の方の多くが「飲んでいる最中にいぼ痔が腫れてくるのがわかる」と言います。ある方は、「いぼ痔が『飲みすぎだぞー。そろそろ飲むのをやめろー』と言ってくるので、そうなったら飲むのをやめるんです」と語っていました。まるで、お酒の飲み過ぎを注意してくるバロメーターのようです。痔で悩んでいる方は、一度お酒を完全にやめてみることをオススメします。

■座りっぱなしをやめる

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