「会議睡魔」に襲われないための意外な3つの食材 脳のパフォーマンスを高める「低GI食」とは?
東洋経済オンライン / 2022年1月11日 16時30分
「よりによって、大事な会議中にうとうとしてしまった」「眠すぎて集中力がもたなくて、内容がまったく入ってこなかった」。忙しい時期や休み明けの会議などは、特にこのようなことが起きやすいといいます。自分の意思に反して襲ってくるこの現象を表現するならば、「会議睡魔」。
この困った現象。やる気などの意志ではなく、食事に原因があることがあると話すのは脳科学者・西剛志氏。この会議睡魔の原因と対応策を、彼の最新書籍『脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術』より一部抜粋、再編集してご紹介します。
■「会議睡魔」の原因の1つは脳のエネルギー不足
会議のときに眠くなる。いわゆる「会議睡魔」。
これってやる気がないから? 能力が足りないから? 意思が弱いから?
いえ、決してそうとは限りません。問題は、食事にある場合があるかもしれないのです。
考えたり、記憶したり、計算したり、思い出したり。脳を働かせるにはエネルギーが必要です。そしてそのエネルギーは、食事でしか補充できません。ですから、脳を働かせるためには、エネルギーが必要であり、エネルギー不足になると、集中力が切れたり、思考能力が落ちたりして眠くなるという現象が起きるのです。
突然ですが、みなさん、会議の前にどのような食事をしていますか?
・資料づくりとかが忙しい。もしくは、会議終わってからゆっくり食事したいので、何も食べない
・気合い入れるために、がっつりとしたご飯を食べる!
これらは、すべて会議中の眠気や集中力の欠如を生み出す恐れがあります。なぜなら、両方とも脳のエネルギーが枯渇する可能性があるからです。何も食べないとよくないのは想像しやすいかもしれませんが、がっつり食べたのにエネルギー不足?と首をかしげた方もいらっしゃるかもしれません。ただ、精密機械以上に精密な人間の身体は、そう単純ではありません。
実は糖質をたくさん摂りすぎると、血中のブドウ糖の濃度(血糖値)が異常に高まってしまうため、脳が血糖値を下げるためにインスリンを出せ!と指令を出します。すると、急上昇した血糖値が、急降下してしまう「血糖値スパイク」という現象が起きてしまうのです。その結果、ブドウ糖が細胞に急速に取り込まれるため、血糖値がジェットコースターのように下がり、脳のエネルギー不足を引き起こしてしまうことが数多くのリサーチで示されています。
食べすぎて満腹になると、頭がぼんやりしたり、やる気が起きなくなったり、簡単なミスをくり返したり……。こんな経験はないでしょうか。これこそ、食べすぎによる「血糖値スパイク」が引き起こす低血糖が原因なのです。
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