ライズ/ロッキー対キックス、コンパクトSUV比較 各車ハイブリッド車を揃えるが乗り味には違い
東洋経済オンライン / 2022年1月17日 10時0分
コンパクトSUVのジャンルで高い人気を誇るトヨタ「ライズ」とダイハツ「ロッキー」に2021年11月、ハイブリッド車が追加された。「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」と名付けられた新開発の1.2Lハイブリッドシステムは、エンジンを発電用とし、その電力を使い駆動用モーターのみで走行するシリーズハイブリッドと呼ばれる機構だ。
当システムは、基本的には日産の「e-POWER」と同様で、ライズ/ロッキーのライバル車といえる「キックス」にも採用されている。新型ライズ/ロッキーでは、アクセル操作のみで車速をコントロールできる「スマートペダル(S-PDL)」を採用するが、これも日産が「e-POWERペダル」と呼ぶ機構とほぼ同じだ。
では、ライズ/ロッキーとキックスでは、乗り味や走りに関する使い勝手なども同じなのかというと、じつは違いもかなりある。ダイハツの新型ロッキーに試乗する機会を得たので、どういった点がキックスと異なるのか、各車の相違点について紹介しよう。
■トヨタ「ライズ」とダイハツ「ロッキー」の基本構成
2019年11月に発売されたライズとロッキーは、全長4000mm以下の5ナンバーサイズというコンパクトな車体を持つSUVモデルだ。発売直後から好調な売れ行きをみせ、とくにライズは登録車の2020年度(1~12月)新車販売台数で12万6038台を記録し(「日本自動車販売協会連合会」調べ)、コンパクトカーのトヨタ「ヤリス」に次ぐランキング2位を獲得したほどの大ヒットモデルだ。
発売2年後に行われた今回のマイナーチェンジでは、先進安全機能をアップデートしたほかに、前述のとおり、ハイブリッド仕様を追加した。パワートレインは、新開発の1.2L・3気筒エンジンに駆動用モーターを組み合わせたもので、エンジンで発電し、駆動用モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用する。コンパクトカー向けのハイブリッドシステムといえば、トヨタがヤリスや「アクア」などに採用する「THSII(第2世代のトヨタ・ハイブリッド・システム)」もあるが、ライズ/ロッキーにはあえてシリーズ式を採用する。
THSIIは、エンジンと駆動用モーターを走行状況などに合わせて使いわける機構だが、システムが複雑で生産コストもかかる。その点、ダイハツのe-SMARTハイブリッドでは、駆動するのはあくまでモーターのみのため、構造を比較的シンプルにでき、結果的にコストも安くできる。ライズで216万3000円~232万8000円、ロッキーで211万6000円~234万7000円といった、リーズナブルな価格帯(いずれも税込み)を実現している要因のひとつだといえよう。
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