ホンダ「新型シビック タイプR」への期待と不安 ホンダ最後の純ガソリンスポーツになるのか?
東洋経済オンライン / 2022年1月20日 8時0分
ホンダの5ドアハッチバックモデル「シビック」のスポーツ仕様で、6代目となる新型「シビック タイプR」のプロトタイプが、東京オートサロン2022(1月14~16日、千葉県・幕張メッセ)で初公開された。
1997年の初代EK9型が登場して以来、FF(フロントエンジン・前輪駆動)スポーツ車の代名詞として、長年多くのスポーツカー愛好家に支持されてきた同モデル。6代目となる新型については、まだ詳細は明らかになっていないが、2022年内に発売を予定していることを考えると、タイミング的にプロトタイプはかなり市販仕様に近い仕上がりであることがうかがえる。
ここでは、先代モデルなどと比較しながら、現段階でわかる範囲で、新型シビック タイプRの特徴などを紹介しよう。
■シビック タイプRとホットハッチの歴史
シビック タイプRは、初代モデルが1997年に発売された。ベースとなったのは、1995年に登場した6代目シビック(EK型)のうち、2枚ドアとハッチバック(跳ね上げ式バックドア)を備えた3ドアモデルだ。独自の可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC」を採用した1.6Lエンジンは、タイプR専用仕様に換装され、最高出力185ps/8200rpmもの高出力を発揮。軽量な車体と相まった俊敏な走りは、若者を中心に大ヒットし、当時人気だった「ホットハッチ」と呼ばれるジャンルを牽引する。
ちなみにホットハッチとは、安価な大衆車をベースに、高性能エンジンなどで動力性能を高めたスポーツ車のことだ。もともとは、フォルクスワーゲンの「ゴルフGTI」など、欧州車で流行したスタイルだったが、国内でも1980年代から1990年代頃に一世を風靡した。大きな特徴は、リーズナブルな価格と軽快な走行性能。とくに高級スポーツカーに憧れはあっても、購入する経済力がない若い世代を中心に、大きな支持を受けた。
当時の人気モデルには、例えば、1983年発売のトヨタ「AE86型(カローラレビン/スプリンタートレノの型式名)」が挙げられる。ほかにもマツダ「ファミリア」やダイハツ「シャレード」、三菱「ミラージュ」などの大衆車に、ターボエンジンを搭載した高性能モデルなどが人気を博し、一大ムーブメントとなる。シビック タイプRは、それらの中でもFF車をベースに高性能化した、いわゆる「FFスポーツ」の代名詞といえるモデルだ。ちなみにホンダでは、当時、シビック以外でも、高級スポーツカーの「NSX」やハードトップ型の「インテグラ」にもタイプRを設定。当時のF1(フォーミュラワン)などモータースポーツ人気も後押しし、いずれのモデルも大ヒットを記録した。
この記事に関連するニュース
-
安っぽく見える!? それとも機能的? 無塗装樹脂パーツが似合う意外な車3選
くるまのニュース / 2022年5月24日 6時10分
-
ハイスペックマシンだけどファミリーカーにもなる!? 普段使いもイケる高性能車3選
くるまのニュース / 2022年5月16日 6時10分
-
高性能なだけじゃなくデザインも超絶イケてる! 昭和のFFスポーツクーペ3選
くるまのニュース / 2022年5月9日 6時10分
-
アキュラ新型「インテグラ」の先祖がスゴかった! 全車スポーティな「クイントインテグラ」とは?
くるまのニュース / 2022年5月2日 18時10分
-
「パワーこそ正義!」の時代に登場 ビジュアルもイケてるツインターボセダン3選
くるまのニュース / 2022年5月2日 6時10分
ランキング
-
1玄関にあると危険なアイテムって? 金運がダダ下がりしそうな「NG玄関の特徴」5つ
ananweb / 2022年5月24日 20時15分
-
2長年の痛みやしびれに!接骨院院長が教える手作りゴムバンド
WEB女性自身 / 2022年5月25日 15時50分
-
350万円以上の金額差も? 住む場所で「補助金」に大差ある? 購入時に覚えておきたい「EV購入のススメ」とは
くるまのニュース / 2022年5月25日 19時10分
-
4独学で取得できる「有効」な資格、2位「宅地建物取引士」、1位は?
マイナビニュース / 2022年5月24日 7時54分
-
5「接触冷感」敷きパッドのおすすめ5選 ニトリや昭和西川から紹介【2022年5月版】
Fav-Log by ITmedia / 2022年5月25日 17時4分
ミッション中・・・
記事を最後まで読む

ミッション中・・・
記事を最後まで読む

記事を最後まで読む
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
