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洋上風力疑獄、渦中の「再エネ議連会長」を直撃 柴山議員「私も河野さんも秋本事件は寝耳に水」

東洋経済オンライン / 2023年10月2日 7時40分

――2021年12月、国による洋上風力発電の公募入札(第1ラウンド)において三菱商事陣営の「総取り」が決まりました。秋本議員はその後、2022年2月の国会質問で「2回目の公募(第2ラウンド)から評価の仕方を見直していただきたい」などと萩生田光一経産相(当時)に繰り返し質問し、入札ルールの変更を迫りました。当時、再エネ議連としてはどう受け止めたのですか。

当時、一部報道では赤字覚悟の応札を三菱商事が行ったのではないかといった話や、発電プロジェクトの運転開始時期を遅く設定しているから(安い売電価格になったの)ではないかといろいろな疑惑があった。

第1ラウンドでは(三菱商事陣営が入札で提示した)価格が圧倒的な結果につながった。だから価格以外の配点について、どういう基準でどこがどういう点数を取ったのか教えてくれと経済産業省に言ったが、当時は教えてくれなかった。

そこで価格以外の点数について評価項目や基準をどうするか、第2ラウンド以降は考えるべきではないかと考えた。

このことは、萩生田経産相自身が第1ラウンドの直後に「ほかの仕組みも考えたい」ということをおっしゃっていたので、その意向にも沿うことになると思っていた。

そこで、再エネ議連として三菱商事や有識者へのヒアリングを行った。が、当時の一部報道とはまったく違うことを言っていた。三菱商事は地元の方々にはきちんと説明をしているし、海底地盤調査などさまざまな調査も行っている。そして、赤字覚悟の安い価格を出すことで受注したわけではないということだった。

発電所の運転開始時期についても(三菱商事などが計画している時期よりも)早期化すれば、より早くコストを回収できることになり、さらに売電価格を安くできるという話だった。なるほど、それならば公募入札の中で運転開始時期についても競う仕組みにしなくてはいけないだろうと考えた。

競争政策上よくないのではないかと考えた

もう1つ三菱商事が言っていたのが、子会社でオランダの再エネ企業エネコのノウハウ(洋上風力発電の開発実績)を活用したということだ。とすれば、コンソーシアムで誰と組むかが重要だ。

第2ラウンド以降でもまったく同じように、三菱商事とエネコ以外の事業主体が戦うことができなくなってしまう可能性がある。そうなれば、価格面も含め競争政策上よくないのではないかと考えた。

――三菱商事の対抗馬がいなくなるという危機感があったわけですね。2022年6月23日に、萩生田経産相へ洋上風力発電に関する提言書を渡しました。どんな内容だったのでしょうか。

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