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東武東上線の端っこ「男衾から寄居」に何がある? 終点は秩父鉄道・八高線と合流する交通の要衝

東洋経済オンライン / 2023年11月2日 6時30分

男衾駅を出ると、里山風景を見ながら進路を西に変える。このあたりで荒川と近づき、川沿いにある県立の「川の博物館」もちらりと見える。そして国道254号をアンダーパスしたところで、鉢形駅だ。

鉢形駅も構内の構造は男衾駅とほぼ同じ。島式ホーム1面があって、線路こそないものの北側には広い敷地が残る。南側にだけにある駅舎へは、ホームから階段を上って降りて。シックな色合いの壁と屋根が印象的な、これまた比較的新しい駅舎が建っている。「川の博物館」にちなんだ水車小屋をイメージしたデザインなのだとか。駅舎のリニューアルは2015年のことだ。

鉢形城へは寄居駅が近い

「寄居町のみなさんがこの駅に特別な思いを持ってくれているみたいですね。トイレだけを借りに来る方もいらっしゃるようです」(佐藤さん)

鉢形駅の駅前から少し歩くと県道30号線に出る。トラックを中心に交通量の多い道。鉢形駅の名前は、駅の南西、荒川沿いにあった古城・鉢形城に由来するものだという。

「ただ、鉢形城跡に近いのは、鉢形駅よりは終点の寄居駅なんです。きれいに城跡として整備されていて、観光でいらっしゃるお客さまも多いですよ。ちょうど鉢形駅から次の玉淀駅までの間では、荒川も渡ります。撮影スポットになっていて鉄道ファンの姿も見かけます」(佐藤さん)

荒川の河川敷では、夏になると水天宮の花火大会が行われるという。東武東上線の沿線では、朝霞の花火大会に次ぐ規模を誇るという。ふだんは通学の時間帯を除くと混雑するようなことのない東上線の単線区間もこのときばかりは大にぎわい。人員配置を増やすなど、多客対応を行っているそうだ。

そんな東上線の端っこ区間のハイライト、荒川橋梁を渡れば、寄居町の中心市街地に入る。いよいよ終点……と言いたいところだが、寄居駅の手前に玉淀という駅がある。

1940年代に一旦廃止され、のちに復活したという波乱万丈の歴史を持つ小駅だ。ホームは1面1線、ホームから短い階段を降りれば改札口があって、抜ければすぐに駅の前に出る。

寄居駅へは歩いて行ける

ちなみに、終点の寄居駅は東武鉄道ではなく秩父鉄道が管理している。そのため、この小さな玉淀駅が、東武鉄道が管理する東上線の端っこの駅、ということになる。

「玉淀駅は、実は歩いても寄居駅まですぐ、10分くらいですね。寄居の町には、市川ホルモンというホルモン屋さんがあります。お店の中で焼いて食べることもできますし、ホルモンだけを持ち帰ることもできるんです。近くを歩いていると、おいしそうな煙の匂いに誘われてつい……と、好きな方が多いようです(笑)」(佐藤さん)

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