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日本人俳優の海外ドラマ「初進出」が相次ぐ背景 キムタク出演パニックSFドラマがカンヌで快挙

東洋経済オンライン / 2023年11月2日 13時0分

Huluオリジナルドラマ「THE SWARM」出演の木村拓哉をはじめ、大型予算の海外ドラマデビューを果たす日本人俳優がここにきて続出している(C)Hulu Japan

Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

第3話から登場する、主要キャストのキムタク

ファン層の厚い日本人俳優が海外ドラマに初進出するケースが相次いでいます。しかも、各国で組んだ大型予算のものばかり。

【写真】Huluオリジナルドラマ「THE SWARM」第3話でようやく登場する、主要キャストのキムタク

10月16~19日、フランスのカンヌで開催された世界最大級の国際コンテンツ見本市「MIPCOMカンヌ2023」では、木村拓哉出演作ドラマ「THE SWARM(ザ・スウォーム)」が受賞実績を作り、また中島健人(Sexy Zone)出演ドラマ「Concordia(コンコルディア)」の大規模なワールドプレミア上映も行われました。いずれも海外俳優と肩を並べて、ほぼ英語で演じる作品です。なぜここにきて、こうした動きが増えているのでしょうか。それには実は理由があります。

「THE SWARM」のケースから見ていくと、木村拓哉が海外ドラマデビューを果たしただけに終わらず、作品として十分な成果を上げていることがわかります。

ドイツのベストセラー小説「深海のYrr」を原作にしたいわゆるパニックもので、人間を襲うクジラに、謎の感染症を蔓延させるロブスター、大量発生するカニや貝など世界中の海で突如巻き起こる不可解な現象の不気味に釣られて、まずは見進めていくことができます。

深海の未確認生物というワードが飛び出すSF要素も加わりながら、異変に気づいて行動を起こしていく研究者役のドイツ、スウェーデン、ベルギー、イギリスなどヨーロッパ拠点の俳優たちによる渋い演技も堪能していると、ふと気づけば、キムタク出演作であることを忘れてしまいそうになります。第2話までは1ミリも登場せず、その後も登場場面が余りにも少ないからです。ただし、ミフネという名の資産家役としての見せ場はしっかり終盤に残されています。

全8話を通じて、ヨーロッパ最大級の水中スタジオで撮影された映像美も見どころとなって、作品に対する評価が高まっています。世界100カ国から1万以上のエンタメ業界人が参加する「MIPCOMカンヌ2023」の期間中、現地時間10月18日夕方に開催されたイギリス最大手のテレビ業界誌TBI(Television Business International)主催の「コンテンツ・イノベーション・アワード」で「Best New Scripted Series=ベスト新作ドラマ」賞を受賞する快挙を果たしたところです。

日テレ傘下Huluジャパンの働き

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